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今日は3年古典2クラスの授業見学と1年体育大会予行など!

今日の2限目に3年生の古文の授業を見学しました。勉強していたのは「大鏡」で、村上天皇の皇后「安子」の悋気による奇行や兄弟を思いやって天皇に無体なふるまいをする場面です。担当の先生曰く、ポイントは「楽しく学ぶ」ということでしたが、まさにねらい通りの授業だったと思います。古典がどうして「古典」として生き残っているのか、そこに描かれた人物は現代人と共通の人間性を持っていることなどがよくわかりました。絵巻物などを見ると無表情に描かれている平安時代の女性ですが、なかなかどうして。現代人以上に感情的で面白い一面を持っていることがよく分かりました。それにしても村上天皇は皇后思いのえらい方ですね。(笑)

5限目は同じく3年生の漢文の授業を見学に行きました。勉強していたのは韓非子「聖人不期修古」で、AIで現代語訳を調べると「聖人は古いしきたりに固執せず、昔をそのままなぞらえようとはしない」という意味だと出てきます。要するに、聖人と言われる人は「クリティカル・シンキング」が身に付いていたということですね。ちなみにこの中に有名な故事成語「守株」が例として出てきますが、これは北原白秋作詞の童謡「待ちぼうけ」(生徒たち絶対に知らないでしょうね。もしかしたら保護者の方もご存じないかもしれないくらい大昔の童謡です。笑)の元になったお話です。最後に少しだけ墨子の「非攻」に入りました。「墨子」という言葉を聞いて、大昔に「墨攻」という小説を読んだのを思い出し、久しぶりに読みたくなりました。

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放課後にグランドで1年生が体育大会の予行を行いました。入場行進の練習では入場後の立ち位置など、細部まできちんと確認していました。昨年北野高校の体育大会を初めて見た時に、その入場行進のあまりの見事さに大変驚いたのを覚えていますが、こうした練習を積み重ねることで洗練されていくのですね。特に1年生の保護者の皆様、今から本番当日を楽しみになさっておいてくださいね。

体育大会本番の金曜日を除き、明日からしばらく天気が心配です。今のところ金曜日に実施する予定でできることから準備を進めていますが、天気次第で変更になることもあり得ます。ということで保護者の皆様、学校のホームページやメールでのお知らせにご注意ください。