今日の1限目に2年生の地理の授業を見学に行きました。勉強していたのは乾燥帯と温帯ですが、いつもながらスライドが見ているだけでとても楽しいです。視覚から知的好奇心を大いに刺激されます。先生のテンポのいい説明と相まって、とても理解が深まります。印象に残ったのが先生の「地図帳見れば2年間やってきたことが見えるようになる、そんな地図帳を作る」というお言葉です。とてもいい言葉ですよね。私の場合は研究社の「英和中辞典」がそうでした。手垢にまみれて膨らみマーカーだらけの辞書に大いに愛着を感じていました。また、授業の中で先生が死海を訪れられた時の画像が紹介されていましたが、社会の先生方は本当にいろんな所に行かれていますね。



4限目は1年生の数学の授業を見学しました。内容は「整数」で「ユークリッドの互除法」と「1次不定方程式」について学んでいました。この「1次不定方程式」という概念は今日初めて聞きました。学習指導要領が新しくなって学校で習う内容も変わりましたね。範囲や名前こそ違え、中身は一緒の場合もありますが、これまで聞いたことのないものも増えました。で、この「1次不定方程式」ですが、先生の説明を聞いていると何者かがよく理解できるのですが、計算が大変そうでした。まあ私がそう感じただけで、本校の生徒たちなら大丈夫なのでしょうが。(笑)


5限の終わりに2階の教室から火災が発生したという想定で避難訓練を行いました。事後の講評でも話したのですが、30数年前に勤務していた高校のプール下体育倉庫で火災があり、実際に消火活動をしました。燃えたのは高跳びのマットでしたが、スポンジから発生する黒煙がひどくて消火できませんでした。最後は消防士の方たちが消火してくださったのですが、あっという間に消してくださり、さすがに本職の方は違うと感心したものです。生徒の皆さん、事故や災害には遭わないに越したことがないのですが、万一遭遇してしまった時に慌てなくていいように備えておいてくださいね。

今日の避難訓練ですが、生徒たちは本当に迅速に行動できていました。特に3年生の避難ぶりが素晴らしくよかったです。さすが北野高校の最上級生だと感心しました。