昨日に引き続いて、視聴覚教室で、軽音楽部の3年生引退ライブが行われていて、
今日も近隣の高校の軽音楽部のバンドがゲストとしてたくさん来てくれて花を添えて
くれていました。私は午後からの引退する3年生のバンドのパフォーマンスを中心に
ライブを見ました。
金剛高校の軽音楽部は大阪府の高校の中でも非常に活動が活発なクラブで、強豪
校の一角だと赴任前に他校の先生から教えてもらったことがあります。また、顧問の
大塚先生からも、先日のコンテストこそファイナルに残れませんでしたが、かなりいい
線で頑張っていますと聞いていました。
毎日早朝、放課後と、視聴覚教室からバンド練習の音が聞こえてこない日はなく、本
当に熱心に練習しているなとは思っていましたが、部のライブ演奏を見たのは今回が
初めてでした。
演奏やボーカルの詳しいことは私はわかりませんが、エネルギッシュでパワフルなパフ
ォーマンスはなかなかよかったんじゃないかと私は思いました。
でも、それ以上によかったのは、3年生が最後の演奏の前に一人ずつ自分の3年間を
振り返っての話を聞けたことです。1年、あるいは2年生のどこかでやめようと思ったこと
があるという3年生の多さにびっくりしましたが、どの人もそんな時仲間が真剣に粘り強
く止めてくれたことに言葉こそ違うけれど感謝していました。また、1、2年の時楽しかった
クラブが3年で幹部になったらつらいことが多く、視聴覚に来るのが怖いとさえ思っうよう
になったけれど、仲間のおかげで何とかここまでこれたなどなど、どの3年生も泣いて言
葉をつまらせながら、あるいはちょっと照れながら話してくれたのは、図らずもみな支えて
くれた仲間や家族、先生への感謝の思いでした。
当たり前のことのようですが、支えてくれたことへの感謝が素直に言えること、人との繋
がりの中で今の自分があると素直に言えることは、その人自身の大きな成長の証です。
顧問の村井先生に声をかけてもらったおかげで、3年生をはじめ、軽音楽部のみんなの
いい姿を見せてもらうことができました。感謝です。
ゲストではるばる金剛高校に来てくださった各校の軽音楽部のみなさんもありがとう!
金剛高校軽音楽部の1、2年生のみなさん、素晴らしい伝統を引き継いでこれからまた
頑張ってくださいね。