岩手県大槌町へ 震災ボランティア出発!

 

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午後6時45分、金剛高校のヒューマンネットワーク部(ボランティア部)3年生の呼び掛けに

賛同した2、3年生有志16名と付添教員3名が、岩手県大槌町へ東日本大震災救援ボラン

ティア活動にバスで出発しました。私も引率教員の一人として参加しています。

16名のうち4名は放送部のメンバーで、ボランティア活動メンバーであるとともに今回の自分

たちの活動を記録しドキュメント番組として制作する取材班として参加してくれています。

 

曇り空から夕刻になって降り出した雨は、出発の時刻になっていったん小降りになりましたが、

出発してから、またずっと土砂降りでした。現地の天候がちょっと心配です。

 

今回のボランティアは、大槌町でベース(前線基地)を置いて地道に活動されているカトリック

系のボランティアNPO組織「カリタス・ジャパン大槌ベース」の協力を得て実現しました。

ヒューマンネットワーク部の有志と顧問の出雲先生で5月からこのボランティアの準備を進め

てきましたが、彼女たちの最初の呼び掛けに対し、40名の生徒が手を挙げてくれ、その関心

の高さを感じました。ただ、現地での活動の規模やバス、現地宿舎(大槌ベース)の定員の関

係で、最終的には20名規模での実施ということになり、参加者を絞らざるを得なくなりました。

何回かの話し合いや調整で何人もの人に断念してもらうことになったことは心苦しい限りでした。

それでも、その後の校外や校内で行った救援募金活動には、大槌町に行けないメンバーが何

人も参加してくれたり、準備を手伝ってくれたりして、今回の活動の広がりや何か力になれるこ

とをしたいという思いを強く感じました。そんな強い思いを持ちながら今回参加できない人の分

まで精一杯頑張ろうと、参加メンバーでミーティングや活動準備を重ねて、今日の日を迎えまし

た。

参加生徒はみなやる気のある意欲的な生徒ばかりですが、今回のボランティアの呼び掛けを

きっかけに様々なクラスやクラブから集まったいわば寄せ集め集団の状態で、同じ本校生とは

いうものの今回はじめて一緒に行動したり、話をするという関係が多く、まだまだチームという

にはほど遠い感く、個人・小集団の連合といった感じです。今回の大槌町での活動を通じて、

しっかりとしたミッションを持った一つのチームに育ってほしいと願っています。

 

地域のみなさんやPTA、同窓会のみなさん、在校生や先生方など多数の方々にご協力いた

だいた6~7月の募金は短期間で下が12万円にまで達しました。いただいた募金は今回お世

話になるカリタスジャパンさんに救援募金として届けようと考えています。

ご協力いただいたみなさん、本当にありがとうございました。

 

また、現地への交通費等活動資金についても、(株)日本城タクシーをはじめ、松原市のNP

O荷車の会、狭山ロータリークラブ、富田林ライオンズクラブ、金剛会(本校PTAOB会)、本

校の先生方などから、さまざまな形でご支援をいただきました。おかげさまで、生徒の参加

費をかなり抑え、多くの生徒が参加できる条件を整えることができました。

本当にありがとうございました。

 

大槌町到着は明日14日の朝8時頃の予定。現地では14日、15日の2日間活動し、15日

の夜また夜行バスで大阪に帰ってくるという強行スケジュールです。

 

現地のみなさんのお役に少しでも立つこととともに、健康や怪我に気をつけ、全員無事で帰

ってくることがもう一つの大事な目標です。

 

明日以降の活動をまたブログで報告します。