1月25日(火) 「MISAKIプロジェクト2010」で、
2年生が「菜の花プロジェクト」に取り組みました。
「春には、菜の花の黄色で岬町を彩りたい!」と、地域の休耕田をお借りして、
本校の2年生が地域の皆さんとともに菜の花の栽培に取り組んでいます。
菜の花を栽培し、鑑賞用・食用の菜種のほかに、菜種油を採り、
蜂蜜を採ることもアプローチする予定です。
最初は、休耕田を活用して四季折々の花で岬町をいろどりたいとの
発想から始まったのですが、地域の皆さんと一緒に計画するなかで
さまざまなアイデアがでてきました。少し盛りだくさんな計画ではありますが、
チャレンジ!です。
上の写真は、お借りした休耕田の角の本校の看板です。
(この看板を立ててすぐに、私のかつての教え子が、車で和歌山へ行く途中に信号で止まったら
この看板を発見、「懐かしくなってメールしました!」とうれしい連絡をくれました。)
「MISAKIプロジェクト2010」には「~皆咲・己咲・岬咲~」の副題をつけています。
岬高校がこの取り組みに込める思いを、それぞれの漢字にしました。
それぞれ「ミサキ」とふりがなをつけていますが、「己咲」は「巳咲」の間違いでないか?と、
お声をかけていただこともありましたが、「皆」と「己」を対比させて一体となって「岬」全体を
咲かせたいとの気持ちのネーミングです。
岬町の里山の保全、休耕田の活用、伝統産業であった瓦生産、たこつぼを使った伝統漁法の
継承のほか、岬町の自然のもと「環境」をテーマに地域の皆さんとともに生徒を育てるとともに、
岬町を元気にしたいというのが、「MISAKIプロジェクト」の目的です。
25日には、この看板付近の菜の花はすでに花を咲かしていました。
しかし、全体的にはここ1カ月以上降雨のないために、成長が遅れています。(下の写真)
春になったら一気に成長し、花を咲かせることを期待して、2年生はクラス単位で
肥料をやる作業をしました。
生徒の取り組みを行う際には、いつもお世話いただいている岬町在住の
清水さん、見先さん、渡辺さん、和田さんに今日もご指導いただきました。
今回の作業中の生徒の姿を、渡辺さんがご自身のブログhttp://nabesada.exblog.jp/
で紹介していただいています。私も、生徒の作業している写真をとったのですが、
渡辺さんの写真の方が生き生きしています!ということで、渡辺さんのブログを是非
ご覧いただきたいと思います。
種の蒔き方、肥料のやり方などで菜の花の成長も一様ではないことを、
生徒も実感したことと思います。
教室の中では教えられないことを、菜の花が生徒たちに教えてくれています。