視覚障がい者に学ぶ

平成30年6月11日(月)E群の授業(10:50~12:30)に社会と情報(情報科)と介護福祉基礎(福祉科)の合同の授業で「視覚障がい者と情報機器」と題した講義を、石川昭子先生をお招きして実施いたしました。

日常生活を送る上で情報機器がどのような手助けとなっているのかを実際にパソコンやスマートフォンを活用して見せていただきました。

紹介いただいたアプリでは画面上の文字を読み上げる機能、写真を撮影することで服の色がわかるアプリや、文字を認識して読み上げるアプリを活用して食品の賞味期限を読み取るなど普段私たちが生活する上で"意識することなく収集している情報"を1つずつ音声という形であらわすというものでした。

後天性で目が見えなくなられた方にとってはイメージがつきやすいそうですが、先天性の方にとってはなかなかイメージがつきにくいというお話もされておられました。

情報機器の発展にともない機器を使うことで目や耳に障がいのある人たちとのコミュニケーションがスムーズにとれるようになった今日では、アプリは日常生活には欠かせない存在となっているということがわかった講義でした。

生徒の感想では、『最初はつらい人生なのかと一方的に思い込んでいたけれどとても明るく話している先生をみて考え方が変わった』や『先日の人権LHRの話と合わせて(障がい者に対する)イメージが変わった』という声が聞かれました。