10月29日(土)令和4年度文化祭を行い、大勢の保護者様にご来校頂きました。
昨年の文化祭は、コロナ禍のため午前と午後の完全入替制にしたため、保護者の皆様に他学部の演技を見ていただくことができませんでしたが、今年は、保護者の皆様の人数制限は設けずに実施することができました。
また、昨年できなかった模擬店も行うことが出来ました。模擬店の一つ小学部のボウリングは、力の弱い人でもできるようボウルやピンに工夫があり、本物のボウリングのピンを選ぶと、ピンが倒れた時にボウリング場で聞くような音がして耳でも楽しめました。高等部の模擬店「ガチャガチャ」では、カプセルの中には、生徒が授業で作ったカラフルで温かい気持ちのこもった作品が入っていました。PTAの皆様にも「おかしつり大会」をしていただきました。
体育館での発表は、どの演目も本当に素晴らしい出来栄えで、音楽発表もとてもクオリティが高く、一般の方にも公開したかったほどでした。以下に、各学部の演目を少しご紹介します。
幼稚部は「不思議の国のアリス」。不思議の国に迷い込んでしまったアリスを元の世界に戻すために、かわいいパテシェやトランプ兵がお姫様をご機嫌にしようと頑張りました。
小学部は、ノリノリの「マンボNo.5」と、美しいハーモニーの「翼をください」の音楽発表、そして「トイストーリー」の劇では夫婦漫才まで披露してくれました。
中学部は、1年生は恒例の和太鼓演奏で、力強い「海神太鼓・大阪南ソーラン」を披露してくれました。2・3年生の音楽発表は「HIGHWAY STAR」「交響曲第9番『新世界より』第2、3、4楽章」の二曲。一人一人が様々な楽器に挑戦し、ソロもあり素晴らしい演奏でした。
午後は、高等部と専修部有志による 「MSS歌謡祭 あびこから世界へ Peace on Music」で、1時間に及ぶ見ごたえのあるステージでした。演奏のクオリティの高さも素晴らしかったことに加え、現在、世界各地で起きている紛争で苦しい状況に置かれている人々のことを、自分事としてとらえて「平和って何だろう」と問いかけ、メッセージ性のある優れた演目だと思いました。
今日まで、子どもたちは先生方と共に、一生懸命に練習を重ね、その成果を存分に発揮していました。本番を終えた子どもたち一人一人表情は達成感に満ち誇らしげでした。保護者の皆様にも子どもたちの成長を実感していただけたのではないかと思います。
今年の冬は、コロナの第8波だけでなくインフルエンザが流行するのではないかともいわれております。まだまだ、先が見通せない中ではありますが、今後とも、感染防止対策をしっかり行いながら、教育活動を続けてまいりたいと思います。
(下の写真は文化祭の看板と開会前の体育館様子です)