6月3日(火)、明治国際医療大学の上久保教授を講師にお迎えし、部活動代表の生徒及び教職員の救急救命講習を行いました。
はじめに、救急車到着まで10分程度かかることから、到着までに先生を待つのではなく自分たちが今、何をしないといけないのかを考えて行動することが大切であること、傷病者の発見から処置までの流れや留意点(死戦期呼吸、女性への対応方法)等についてポイントを踏まえながらお話をいただきました。
次に、テニスボールを使用して一人ひとりが胸骨圧迫の強さやリズムを確認した後、AED訓練人形とAEDトレーナーを使用して、複数名のチームによる応急手当を体験しました。チームで絶え間なく胸骨圧迫を行うことの大切さを学ぶとともに、圧迫の深さが足りない、リズムが速すぎる等の指導助言を受けながら全員で胸骨圧迫のポイントを確認しました。
また、その他の応急処置として、熱中症発生のメカニズムや要因とともに、こまめな水分・塩分補給を行うことや暑さ指数による運動指針に従うことや、落雷時の避難についてもお話をいただきました。
質疑応答では、「頭部外傷時の姿勢(体位)」や「ペットボトル症候群の症状」等について質問があり、分からない点について全員で共有する時間となりました。
今回学んだことを、各クラブの代表生徒から他の部員に伝達してくれるように伝えています。正しい知識や行動のもと、安全に夏期部活動を行ってくれるものと期待しています。