本校では令和1年度より高等部において「テレワーク実習」に取り組んでいます。
この実習は令和1年度に大阪府教育委員会が(株)D&Iと事業連携協定を結んだことから始まった実習です。
職場の環境整備上の課題や通勤上の課題によりこれまで企業就労を希望しても、実習に参加できなかった・・・そんな生徒にも就労の可能性が広がる、これまでにない新しい働き方である「テレワーク」。
そんな「テレワーク」を体験し、就労に向けて学ぶための実習を本校では令和3年度から高等部進路行事として設定し、本格的に取り組んできました。
そして、昨年度の卒業生が、本校で初めてテレワーク雇用で企業に入社しました。
高2の時のテレワーク実習で「テレワーク」を知り、それをきっかけにテレワーク就労をめざすようになり、(株)D&Iのご指導、ご協力のもと、テレワーク就労にむけての練習、実習を重ねました。
面接練習では緊張しなからも、テレワークで自身の将来を開いていきたいという思いを語っていた姿が今でも思い出されます。
そんな彼のことがWEBマガジンで記事になりました。
「進行性の難病を抱えながら働く──テレワークが変える障がい者の働き方の未来」
https://macfan.book.mynavi.jp/article/23529/
「後輩たちにもテレワークのことを知ってもらいたい。新しい働き方があることを知ってもらいたい。」という思いで取材に応じたとのことです。
テレワークだけではなく、さまざまな形の就労があるかと思います。
生徒たちが「やってみよう。」と感じられるような実習、そして、希望が実現できるような進路指導をめざしてこれからも取り組んでいきます。