7月22日(月)、堺市立重症心身障害者(児)支援センター ベルデさかいより、作業療法士 松本茂樹 氏を講師にお招きし、「子どもたちの『食べること』の育ちについて」というテーマで講義いただきました。
本校中学部生徒に対する摂食指導の事例に基づき、「食べることは快適でなければならない。だから、食事の際は、首の位置を整えることが必要。(反り返ると誤嚥の危険性がある。)そのため、背中の状態にも配慮しなければならない。」等、体幹機能と頭部のコントロールの安定性が重要であることを詳しくご説明いただきました。また、対象生徒の食の形態が進んでいる現状から、「その背景には、周囲の大人や場への信頼感によるところが大きい。」と、教職員と生徒との間での信頼関係の構築が基盤にあることについても触れられました。
改めて、「食べること」の意味や摂食指導のあり方について、学び直す機会となりました。