5月14日(水)~16日(金)の3日間、参加希望のあった高等部2年生を対象に、テレワーク体験実習を行いました。この実習は、株式会社D&I様のご協力のもと、他の支援学校3校とともに実施しました。主なねらいは、テレワークという働き方について知り、進路選択の幅を広げること、オンラインでのコミュニケーション・スキルを学ぶこと、そして、テレワーク業務体験を通じて、自身の課題や可能性に気づくきっかけとすること等があります。
〈1日め〉
最初、生徒たちは緊張して周りの教員にアドバイスを求めていましたが、オンライン上で自己紹介をしたり、互いに発表を聞いて「拍手」を送り合ったり、また「16マスビンゴ」をしたりしてファシリテーターや他校の同じチームの生徒たちと関係づくりを深める中で、少しずつオンラインでのコミュニケーションに慣れていく様子が見られました。
実際に「エンカククラウド」を使っての業務体験では、クラウド上にあるファイルをダウンロードしたり、オンライン名刺を作成してアップロードしたりする等、テレワークで必要なパソコン操作にも挑戦することができました。
〈2日め〉
テレワーカーの方から体験談をお聞きし、働くうえで「体調管理」「時間管理」「ストレス管理」といった自己管理、周囲の同僚・上司との信頼関係づくり等が重要であることを学びました。
その後、オンライン上で他校の生徒たちとチームを作り、チームのメンバーと協力して、「エンカククラウド」にあるチラシ等の校正業務を集中して行いました。
〈3日め〉
最終日は、チームメンバーで協力して、『早く正確に』業務を遂行することを目標に取り組みました。「エンカククラウド」から備品表をダウンロードし、その表から「空欄に当てはまる情報を見つける人」、その人から情報を聞いて「空欄に入力する人」に分かれ、互いに協力・連携しながら業務を進めていきました。
ファシリテーターへの完了報告を終えた後、生徒たちはこれまでの実習を振り返り、自分のできたところや課題に感じたところを積極的に発表し合う等、学びの多い3日間を過ごすことができました。
ご協力いただいた皆さま、本当にありがとうございました。