「夏のおわりはじまり」2021.8.23(MON)
第103回 全国高等学校野球選手権大会大阪大会1回戦
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2021年7月17日 PB13:20 vs久米田【@南港中央野球場】
佐 野 000 100 000 |1
久米田 000 211 00× |4
バッテリー 見川-栗林
打数 31
安打 6(栗林、石井、梅田、清水、北川、土山)
打点 1(梅田)
2塁打 1(梅田)
三振 6
四死球 6
盗塁 2
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春季大会を休校中であったために"出場辞退"し、とても悔しい想いをした3年生。9学区大会で1-2で惜敗した近大泉州高校とあたる予定であった。リベンジを誓い、冬を乗り越え身についた力を試す絶好の機会と相手ではあったが、このような形でその機会を奪われた。
満を持しての夏の選手権大会。
初戦の相手は、久米田高校。そして、勝ち上れば2回戦で待っているのが「近大泉州」である。3度目の正直。このチームでの「忘れ物」を取りに行く権利を得て、心も身体も熱くなった。
しかし、夏の大会は強い方が勝つ。時の運や自然条件をも含めた実力のある方が勝つ。
強いチームが勝つのではなく、勝ったチームが強い、のである。
佐野は負けた。
相手投手は、事前のリサーチで制球難が予想されていたが、3年間で1番のピッチングがでるのが高校野球。普段は抜け気味になるはずの相手投手の右打者へのカーブがインコースに決まる。そのボールが布石となり、アウトローにストレートがバシバシ決まる。踏み込めないままイニングが進む。
"ノーサイン野球"を貫く佐野は攻撃は、選手一人ひとりの観察から生まれるアイデアと決断、そして、打者、走者の気持ちのコンタクトで作戦が決まる。監督からのサインは、"ない"のである。
4回表の攻撃では、先制点を奪いなお、1死3塁。打者と走者に伝令が送られる。警戒した相手は、まんまと作戦にはまり四球。1死13塁となり、佐野の得意ケースができた。ここで打者の選択はセーフティスクイズ。これが、空振りとなり一塁走者が飛び出てしまう。本来なら、ここから相手を走塁で揺さぶってミスを誘い、得点を重ねるケースであるが、想定できていなかった打者のバント空振りで、捕手から1塁にボールが転送され、仕掛ける前に一塁走者がアウトに。
後半もチャンスを作るがあと一本でない。最後の打者は、この夏ベンチで最も声を張り上げてチームを鼓舞してきた選手の打席。積極性が売りの彼が放った痛烈な打球は無情にも相手選手のグラブの中へ。いろいろとやりにくいことがあったり、出場を辞退するようなこともあった短い1年ではあったが、3年生はチームとして最後まで成長を見せてくれた。後輩が必ずリベンジを果たしてくれると確信している。
最後に、多くの制限がある中ではありましたが、たくさんの関係者の方が応援にきてくださいました。応援ありがとうございました。
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佐野高校の野球部は、部員の心と身体の成長を考え
●ノーサイン野球
●準備、片付けは3年生が中心となりみんなでする
●髪型は、学校のきまりどおり(坊主の必要なし)
●1週間に1回の治療日
●曜日指定練習(火曜日ウエイト、水曜日バッティング、木・金-実戦練習など)
●時間的余力があるから、文武両道(第1希望 希望進路達成率99%以上)勉強もクラブも頑張る
●トレーナー(外部)、コンディショニングコーチ(卒業生)によるサポート
●栄養面でのサポート
など、バランスよくクラブマネジメントを行っています。
時間的余裕の中で、塾に通いながら活動する者、自主練習、自主勉強する者など様々です。
野球だけやるのではなく、余白(余力ある)を使って、勉強したり、自主練習したりして個人でどのように埋め、自身の成長に繋げるかを重視しています。
★✫★佐野高校の硬式野球部に興味がある方は、遠慮なく下記アドレスまでお問い合わせ下さい★✫★
個別での相談や学校説明等にも対応させていただきます
アドレス osakasano1903yakyubu@gmail.com
文責 硬式野球部顧問
藤井