7月30日(土)Windsor Castle

 今日は終日の遠足で、ウィンザー城へと出かけました。 午前中に城を見学する予定でしたが、あまりに混雑していたので先に自由時間にしました。午後から列に並んで入りましたがそれでも30分ほど待たされました。入り口でオーディオガイドを受け取って城内へと進みます。ガイドは、英語も日本語も選択することができました。

 みんなで出口付近のチャーチ前で集合写真を撮影しました。いかにもイギリス、といった感じのいい写真です。

それぞれがガイドを一生懸命聞きながら歩いていました。

 夕方6時過ぎに寮に戻り、夕食を食べた後は他国の生徒達のトラブルなどが重なり、自分たちだけになってしまったので買い物に行くチーム、ディスコチームに分かれました。ディスコチームは、来週に実施されるJapan NIghtの準備のための音楽選曲と試聴を行いました。自分たちだけで日本の曲でディスコをしたのが楽しかったです。

すっかり溶け込んでダンスをしている姿が目立ちます。中はかなり大きな音なので、外でおしゃべりしている姿も見られました。

 こちらに来てから間もなく1週間が経とうとしています。生徒たちは慣れない環境に戸惑いながらも一生懸命頑張っています。食事が口に合わない生徒は、安いお店でフライパンを購入し、口に合わない日があると自分たちで共有キッチンで日本から持参した食事を自炊して食べています。洗濯も、自分たちできちんとネットに入れ、洗濯が終了した後も工夫して室内に干しています。部屋の掃除も汚くなりすぎないように注意しているし、金銭管理やお土産の調整、時間管理など普段はほとんどしないようなこともここではしなくてはいけません。

 英語の力を身につけるための研修、目的としてはこれが最大ですが、その他にも気をつけながら毎日を過ごしています。まさに生きる力を身につけているなぁと感じます。また、こうした不便な環境の中でいかに彼らが親に依存していたかということをひしひしと実感しているようです。ある生徒が、『家にいた時はご飯なんかもマズいと言ったり手伝いなどもしてこなかったから改めてありがたさを感じる、家に帰ったらまずありがとうを言おう、そして普通の食事を作ってもらい、美味しいと言おう』と言っていました。
 感謝の気持ちを忘れないことはとても大切なことだと思います、また、それに気づいてくれた生徒達は素晴らしいと思います。あと残り1週間、最初の目的を改めて思い起こし、有意義で充実したイギリスでの生活を送って欲しいと切に願いながらそばで見守っていきたいと感じています。