今日は高津高等学校との2回戦でした。結果は残念ながら49-62で敗北、3年生は今日の試合をもって引退となりました。
試合展開はなかなかいい展開でした。序盤は相手のファウルからフリースローで先制、リードしたと思えば返され、と1ピリオドは14-16の互角の戦いでした。2ピリオドもこちらの得点から始まり、同点になってこちらの流れになったかと思いましたが6ポイント連続で取られてしまい少し差が開いてしまいました。最後のブザービーターで前半終了で10点の差がついてしまいました。
後半は作戦を変えてゾーンディフェンス。そのゾーンディフェンスが機能しはじめ、相手の得点を阻止し、12ポイントを連続で取り完全に流れを取り戻し、その後も点の取り合いで逆転に成功しました。3ピリオド終了時点で41-39。有利な状況に持っていけてあと10分、集中の第4ピリオドです。ゾーンの攻略がなされたのか、大切な場面で開始早々に3Pが決まりました。そこから6点、連続で相手に得点を許してしまいました。その時点で7点差。その後すぐにタイムアウトを取り立て直しを図りましたが、同様のシーソーゲームとなりました。時間もない中、こちらは起死回生を狙ったロングシュートに出ますがリングに嫌われる間に相手の得点が徐々に決まり、オールコートのゾーンプレスに切り替えましたがそこで試合終了となりました。
敗れてはしまいましたが、離された状態からよく粘って逆転まで持っていけたと思います。本当にいい試合でした。試合終了後の3年生の目には涙が溢れていました。本当は3年生全員が試合に出て得点して、というのが理想の形なのですが、顧問の判断でそれを叶えてあげられなかったことが後悔です。しかし、最後のミーティングの場で3年生の言葉に、『部活動を辞めずに続けて本当に良かった』 『最後の試合には出られなかったけどしっかり声を出して応援できた』 『この仲間と一緒にバスケを続けてきて良かった』 などのメッセージがありました。
試合に勝つ、ということはバスケットを続けるうえで一番大切なことですが、試合に出られるのはたった5人。最後の試合の目前にも、3年生のみで試合に臨むか?という問いかけに生徒たちはNoとの返事でした。彼らにとっては辛い選択でしたが勇気ある決断だと思いました。それぞれの役割があり、個性を生かした素晴らしいチームに成長してくれたなと感じています。素晴らしい仲間に恵まれ、紆余曲折もありましたがこうして有終の美を飾ることができました。本当に今日の3年生の姿は立派でした。青春って素晴らしいなと改めて感じました。これから3年生たちは目標の進路を目指して受験勉強に取り組んでいくわけですが、受験勉強でも思い通りに成績は伸びないこともあるでしょう。そんな時、部活の仲間と一緒につらい時期を乗り越えてきたようにこの1年を共に乗り越えてほしいと思います。すごく芯の強く、有言実行できる頼もしい彼らのことなので、未来が楽しみです。
私も残った後輩たちを、彼らのような立派な泉陽のバスケ部員として1人前の人間力を持った生徒をどんどん増やしていきたいと思います。
今日も悪天候にも関わらず応援に来てくださったたくさんの皆様、本当に暖かく、熱いご声援をありがとうございました。上からの応援は耳にも心にも響きました。また代替わりした1・2年生も南地区No.1を目指して明日から早速始動していきますのでよろしくお願いします。
とうとう3年生の引退の日がきてしまいました。
昨日の試合は、会場が高津高校というアウェ―での中、最後まで本当にみんなの頑張りが伝わってきました。負けてしまったことは残念ですが、それ以上に「もうこのメンバーでバスケットをすることもないんだな。もう子どもたちのクラブを観ることもなくなるんだな」と、寂しい気持ちが強いです。
この2年間には、楽しい事ばかりでなく、親も知らない紆余曲折があったのでしょうが、その時々に寄り添い、ご指導くださった先生に、この場を借りてお礼申し上げます。子どもたちを成長させてくださって、本当にありがとうございました。
気がつけば高校生活もあと10カ月ほど。これからは、少なくなった高校での毎日を楽しみながら、進路に向けて、仲間と一緒に頑張ってもらえたらと思います。先生には引き続きお世話になります。よろしくお願い致します。
最後になりましたが、男子バスケット部の活躍を、これからも陰ながら応援しています。頑張ってくださいね。
コメントありがとうございます。心温まるコメントで私も本当に嬉しく思います。
私も3年生の母様同様の思いを持っています。心優しい好青年ばかりで、このメンバーに指導することがなくなるのかと思うと寂しい気分です。
確かに、彼らが入学してきて2年間の間、決していいことばかりではなかったように思います。生徒たちも辛い時期があったし、私自身も初めて担任を持つこの学年で、生徒の学業と部活動のバランスや人間関係などで大変な時期がありました。
それでも、彼らは自分たちで道を切り開いてようやく昨日を迎えることができたと思っています。バスケット部での活動は終わりましたが、彼らの友情は一生ものです。これからも一緒に汗と涙を流した者同士、仲良くしていってほしいなと思います。
泉陽高校で過ごす日々も、受験勉強に追われてあっという間に過ぎていくと思いますが有意義な日々を送ってほしいと思います。この部活で発揮したエネルギーを目標の進路に向かうためのエネルギーに変えて頑張ってくれることを祈りますし、そのためのお手伝いを微力ながらさせていただきたいと考えています。
ありがとうございました。