5月30日(土)に行われたPTA社会見学についての後編です。
京都市動物園副園長 生き物・学び・研究センター長の田中正之先生のお話より
【チンパンジーやゴリラのお勉強、そしてゴリラの赤ちゃんのこと】
京都市動物園の「チンパンジーやゴリラのお勉強」とは、タッチモニターに表示される数字を順番に触っていき、正しい順番で触ることができたら正解で、リンゴやニンジンの小片がもらえるというものです。数字の順番を理解できていることを示すこれらの様子を見ることで、来場者に彼らの高い知性を実感していただくことを目的として展示を行っています。
問題を間違えてふてくされるチンパンジーのエピソードなど、どこか人間と似ているとても興味深いお話を動画と共に聞かせていただきました。
また、ゴリラ一家のお話も聞かせていただきました。現在、動物園で暮らしているゴリラは、父(モモタロウ)、母(ゲンキ)、兄(キンタロウ)そして昨年11月に生まれた赤ちゃん(サンタロウ)の4頭です。
母の体重は約100㎏で、出生時のときのサンタロウの体重は約2㎏。とても安産であったようです。今、サンタロウは4~5㎏に成長しており、生後数か月間はお母さんとの密着が何より重要で、24時間ゲンキはサンタロウをずっと抱き、べったりの育児をしてい ます。兄のキンタロウは、母親を取られたのでいじけている様子がうかがえるとか。このようなゴリラの密着ワンオペ育児といった興味深い生態を学びました。
また、講演後には実際のゴリラのお勉強の様子を観ることができました。
【動物たちのエサについて】
動物園のエサ代は、年間6,000万円。その半分近くは、ゾウとキリンの葉っぱ代。そのような中、近隣のホテルから絞ったあとのオレンジの皮をいただいたり、府内の農家さん から野菜や果物をいただいたり、避難所の備蓄品のカンパンをいただいてゾウのトレーニング用のご褒美に使うなど、さまざまな工夫をされているお話も聞きました。
【最後に・・・】
動物園では、命を未来へ繋ぐ園の取り組みなどを深く知る、有意義な学びの一日となりました。
京都市動物園副園長の田中先生には、たいへん興味深いお話を聞かせていただき厚くお礼申し上げます。また、事前準備にご協力をいただいた先生方、ありがとうございました。
教養推進委員会では、これからも皆様に参加してよかった!と思える企画を計画していきますので、これからもどうぞよろしくお願いいた します。
四條畷高等学校PTA 教養推進委員会