第42回高等部卒業式を挙行。式辞の内容は次の通りです。
例年にない寒さの冬も、ようやく梅の便りも聞かれ、希望に満ちた春が今年も巡ってきたと感じる頃となりました。本日は、ご多忙の中、大阪府教育委員会 閑喜美史 様をはじめ、多数のご来賓や保護者の皆様方をお迎えし、本校第42回高等部卒業証書授与式を挙行できますことは、生徒、教職員一同にとりましても大きな喜びとするところです。ご臨席の皆様方に、学校を代表して心からお礼申しあげます。
ただいま、卒業生56名に卒業証書を授与いたしました。この証書は皆さんの地道な努力の積み重ねの証です。またこの証書は決して自分ひとりで手に入れたのではありません。この間、皆様を育み、支えてこられた保護者の皆様方の証でもあると思います。どうか大切になさってください。保護者の皆様には、改めてお喜び申しあげます。感極まるものがきっとあると思います。本日は本当におめでとうございます。
さて、皆さんは、本校351名の全児童生徒の最上級生として、一年間ずっと学校全体をリードしました。「運動会は元気100%、修学旅行は意欲100%、学習発表会は笑顔100%」の印象でした。また、毎日の授業や学校行事でも活躍して、皆さんの笑顔がいたるところにありました。その笑顔の輪が学校中に広がり、どこでも「笑顔がはじけ、ぬくもりあふれる」学校にしていました、本当にありがとう。
ところで、新しい年を迎えた最後の三学期、「卒業を前に」ということで話したことを覚えていますか?「 やさしさ100% 一期一会を大切に 」と話した記憶があります。この言葉には、皆さんが、ここ高槻支援学校で「学んで良かった」と思い、そして「すてきな仲間と出会い、夢をめざすことができて良かった」という感謝の気持ちと、やさしい心を持って卒業して欲しいという願いを込めていました。これからもずっと「ありがとうございます」という感謝の気持ちを忘れず、大地のようにやさしく生きていってください。
卒業生の皆さんは、明日から新しい生活への希望を胸に、それぞれの進路へと旅立ちます。これまで、ともに学んだ皆さんは様々な道にわかれて頑張ることになりますが、ここ高槻支援学校は皆さんの母校です。いつでも来てください。在校生はもとより、先生方も待っています。皆さんの未来に幸多かれと心より祈念して式辞とします。
本日は、ご卒業、おめでとうございます。
羨ましい程未来あるみなさんに幸あれと心から願っております。本日は本当におめでとうございます。