本校では、「主体的・対話的で深い学び」の授業をめざして「視覚化・構造化・協働化」を意識し、授業を展開しています。現在、授業見学月間として組織的な授業力向上の取り組みを行っています。各先生方が、授業観察シートを活用して相互に授業見学を行うことで授業力向上に取り組んでいます。
11月20日(木)5限目、3年「文学国語」において初任者研究授業が行われました。
本時では、夏目漱石『こころ』において、「主人公の先生のエゴイズムによって生まれる罪悪感や孤独感」の心情を理解することをねらいとして学習が進められていきました。
担当の先生からは、視覚化として相関図が示されました。文中の言葉を追いながら、対話的にペアワークなどが組み入れられて先生の心情の変化を読み取っていきました。
散歩中と帰宅後の先生の心情の変化やNに謝罪することに至らなかった心情をペアワークとして話合いながら考えていきました。生徒たちは、先生の心情に生まれる罪悪感や孤独感を感じ取っていくことができたことと思います。
放課後に研究協議が行われました。担当の先生から授業の振り返りが話されました。授業を見学された先生方からもアドバイスがありました。指導担当の先生からは、生徒たちが、主人公の心情の変化を深く理解していく授業を展開していってもらいたいとの助言がありました。





