7月25日(水) クラブ合宿 いよいよスタート

きょうの朝はセミの鳴き声で目がさめました。いつもは目覚まし時計のベルで起きます。たまたまきのう家族と、「このごろセミの鳴き声が遠くなったね」という話をしていました。というのは、わたしの自宅(生まれてから一時期をのぞいてほとんど今のところにいます)のま向かいには、白壁の大きな倉がたっていました。その倉の右に住まいの家がある広い敷地の旧家があり、夏になると敷地内の木々から空からふりそそぐようなセミの鳴き声が聞こえていました。またわたしが小学校を卒業するころまでは、向いのお宅で琴のお稽古があり、いつも琴の音色が聞こえていました。友だちに自宅の場所を聞かれたときは、「三軒家(地名)にある白壁の倉の前の家」といえば、だいたいわかってもらえました。残念ながら、数年前に倉も家もとりこわされ、木々もすべてなくなり今は駐車場になっています。そのごしばらくはセミの鳴き声が聞こえず、さみしく思っていましたが、少しはなれた公園などからまたセミの声が聞こえるようになりました。こどものころからセミの声も琴の音色もあたりまえで、とくに気にしていませんでしたが、このごろとみに、道端の草木や花、セミの声などが気になるようになりました。教員になってからは、ながらく自宅は、あさ家をでて夜かえってやすむ場所である状態がつづいていました。むかしからの下町の地域であまりにとなり近所のつきあいがあたりまえで、特に「地域」というものを意識しない時期がながくつづきました。しかし、最近は自分と年の近い人がほとんどいなくなってしましました。最近は(自分のすんでいるまちで)こども時代にお世話になった「ちょっとうるさいけど、にくめない近所のおっちゃん」になろうとつとめています。刀根山高校でも地域との交流・連携をもっともっとすすめていきたいと思っています。さて、刀根山高校のみなさん、きょうも講習に、クラブにがんばってください。合宿に出発するブラスバンド部、女子ハンドボール部のみなさん、気をつけていってきてきださい。