7月27日(金) がんばれ 刀根山34期生

きょうも3年生はおおくの生徒が講習に出席してがんばっています。教頭先生から、「きのうは自習室がいっぱいになって、急遽別の教室も自習用にしました」とのはなしをききました。7月20日の終業式の日に発行されたPTA新聞に、「夏休みは受験の天王山」であるので、3年生、34期生のみなさんがんばってください、という文を書きました。少し加筆してあらためて34期生に、この夏休みの健闘を祈念して次の文をおくります。

≪夏休みは受験の天王山≫

34期生のみなさん、この夏休みの過ごし方が、みなさんの今後の進路を左右する『天王山(てんのうざん)』です。わたしは、かって京都府との境にあり、高槻市と隣接する三島郡島本町の水無瀬(みなせ)にあった大阪府立青年の家というところに勤務したことがあります。その近くに天王山という標高二七〇Mの名山がありました。そのあたりは、前方に桂川、宇治川、木津川の三川が合流する淀川をのぞみ、京都盆地と大阪平野を結ぶ部分にあたり、古来戦略上重要な位置を占めていました。現在、名神高速道路の天王山トンネルやサントリーのウイスキー山崎工場があるところです。戦国時代の一五八二(天正十)年六月十三日、羽柴(のちの豊臣)秀吉が織田信長のあだを討つため、明智光秀と山崎で戦ったとき、天王山の占有が勝敗を左右したところから、「天王山」は勝敗や運命の重大な分かれめをさすときに使われています。今年の夏休みは、3年生にとって、まさに「天王山」です。みなさんの健闘を期待します。