8月9日(木) きょう長崎 原爆の日

長崎はきょう、原爆投下から67年の原爆の日を迎えました。原爆が投下された午前11時2分、平和公園の「長崎の鐘」が鳴りました。はじめて長崎をおとずれたのは32年前は3月でした。近い将来、8月に広島と長崎に行きたいと思います。

きょうも朝3時すぎに起きました。めざましはいつものとおり5時にセットしてあったのですが。きのうの夜は10時すぎに床についたためでしょうか。習慣的にテレビをつけるとレスリングの小原選手の金メダルをうつしていました。つづいて伊調選手の五輪3連覇の金メダル。ほんとうにおめでとうございます。伊調選手は左足首のじん帯を部分断裂しての優勝です。新聞によると、試合後の伊調選手のコメントの一部に「試合に入ったら、痛みは気にならなかった」「今日は満足いく出来ではなかった」とありました。両選手からまた元気をいただきました。ありがとうございます。

夏休みも後半にはいりました。きょう8月9日は「車輪の下」などで知られるドイツの作家へルマン・ヘッセの命日だそうです。8月1日の天声人語(朝日新聞)の欄にヘッセの作品にかかわる内容が記されていました。ちょっとながくなりますが、一部紹介(引用)させていただきます。

(前半部略)▼この季節に思い出すのは「青春は美(うる)わし」という短編だ。夏休み、ふるさとに帰った青年が父母や弟妹とひと夏をすごす。昔恋した少女に再会するが実らない。休暇は終わり、青年は夜空に上がる花火を汽車から眺めて故郷を去っていく。詩情ただよう物語である。▼流れるように過ぎる夏。青年は言う。「休暇といえば、いつだって前半の方が長いものである」。昔に読んで傍線を引いた覚えがあるのは、宿題をためる癖のゆえだったろう。8月に入ると、もう夏休みの逃げ足は速い▼月刊の文芸春秋が以前、宿題のやり方をタイプに分けていた。先行逃げ切り型は、7月中に全部終わらせて後は左うちわ。まくり型は、尻に火がついてから大車輪。他にコツコツ積み立て型、不提出型というのもあった▼最後のは除いて、どのタイプにせよ、よく遊んで、よく学ぶ夏休みがいい。夏だけでなく、青春の逃げ足もまた速い。そんなふうに文豪ヘッセは説いている。