きょうは朝から中央区の法円坂にある独立行政法人国立病院機構 大阪医療センター附属看護学校の戴帽式に出席してきました。同校には、本校からほぼ毎年進学しており、今年、本校から進学した生徒もきょう無事に戴帽式をおえました。あしたからは学生とはいえ、医療の現場でより大きな責任を負うことになります。学校長の式辞での述べられていましたが、医療の実際の現場ではナースキャップはなくなりつつあります。大阪医療センターでもキャップはつけていないそうです。しかし、戴帽式は看護師としての職業倫理をさらに強く認識するためなどにも大きな意味があるということです。保護者や先輩学生、学校、病院関係者など多くのひとが見守るなか、厳粛な雰囲気のなか、一人ひとりに「戴帽」がおこなわれました。戴帽につづいて、戴帽をおえた119人の学生が声をそろえて唱和した「ナイチンゲール誓詞」をききました。式終了後には、学校側の配慮で控室まで本校の卒業生があいさつにきてくれました。今後の活躍をお祈りしています。
ナイチンゲール誓詞
われはここに集いたる人々の前に厳かに神に誓わん
わが生涯を清く過ごし、わが任務を忠実に尽くさんことを。
われはすべて毒あるもの、害あるものをたち、悪しき薬を
用いることなく、また知りつつこれをすすめざるべし。
われはわが力の限りわが任務の標準を高くせんことを努むべし。
わが任務にあたりて、取り扱える人々の私事のすべて、
わが知り得たる一家の内事のすべて、われは人にもらさざるべし。
われは心より医師を助け、わが手に托されたる人々の幸のために、身を捧げん。