本日実施した前期終業式の中で贈呈式を行いました。ご寄贈いただいた物品は、台形の3人掛けテーブル24台とパーティション10枚。写真のように、台形テーブルはディスカッションやグループ学習に適しているほかパーティションと組み合わせて面談や面接練習の場面でも有効活用できます。縦に繋ぎ合わせると生徒会の会議やクラブのミーティングにも便利です。さらに、このパーティションはホワイトボードやスクリーンとしても使えるスグレモノです。
私立高校を中心に所謂アクティブ・ラーニング用のスペースを作る動きが活発になっていますが、私は、特定の部屋の中でしか使えない仕様は時流に沿っていないと考えました。殊更にアクティブ・ラーニングと言わなくてもそれが当たり前になっていく中で、もっと気軽にもっと簡単に、学習活動を始めとした様々なシーンで使える備品を揃えることこそ大切と考えたからです。今回ご寄贈いただいたテーブルやパーティションは軽量で持ち運びに便利です。数台だけ他の特別教室に運んで少人数の授業で活用する・・・とか、パーティションだけ運んでグループディスカッションのメモ板にする・・・とか、1セットだけ教室に持ち込んで三者面談・・・とかとか、活用のパターンは無限に広がります。
贈呈式には八尾高校同窓会長の藤田博久様(池田泉州銀行特別顧問・高23期生)にお越しいただき、講話もしていただきました。本校の校訓である「質実剛健」「文武両道」についてや「骨太の人材」が求められている社会の状況、ご自身の母校愛のことなど、八尾高校入学以来50年の歳月を経て同窓会会長として現役生に伝えたい思いや願いについて熱く語っていただきました。
「伝統」は目に見えないけれど、母校への思いが人と人とを繋ぎ、次代へと引き継がれていく、終わりなき営みであることを、今日の贈呈式を通じて感じてくれた生徒が一人でも多くいてくれることを願っています。