75期生(2年生)の「総合的な探究の時間」の新しいテーマは〈八尾探究〉。未来の八尾を今よりもっと良い街にするにはどうしたら良いか、現状と課題を把握し建設的なアイディアを発信しようという内容です。
このテーマの第1回めにあたる今日は、八尾市役所からゲストにお越しいただいてZOOMによる解説と質問コーナー。講師をお引き受けいただいたのは、八尾市政策企画部政策推進課の中西智之主査。わかりやすく構成されたパワーポイントをもとに噛み砕いて解説していただきました。
ZOOMを配信するスタジオになったのは2年生の教室が並ぶN館4階にある40N教室。パワーポイントの資料を黒板に映し出し、その前で解説している講師をカメラで撮影しました。意外とアクセスのよい八尾の立地条件や人口減少の現実と将来的な課題から始まって、河内音頭や枝豆、若ごぼう、久宝寺寺内町や由義(弓削)寺跡の発掘の話まで、八尾を隅から隅まで案内してもらったような感じでした。八尾市の予算の話やガバメントクラウドファンディングという行政手法の話まで、行政の当事者でなければ語れない貴重な話もしていただけました。
解説の後は、ZOOMの双方向性を活かして「質問タイム」。各教室から次々と出された質問に中西主査が画面を通じて答えてくれました。
今日は、生徒にとって得難い経験をさせていただき、非常に有意義な時間になったと思います。また、このテーマで探究活動を指導すると決め、今日まで準備をしてきた2年生の担任団にとっても、実りの多い時間であったと思います。〈八尾探究〉のこれからの展開が楽しみです。八尾市政策企画部政策推進課の皆様にあらためてお礼を申しあげたいと思います。ありがとうございました。