5月3日(金) GW練習会 第1日

  今年もやってきました、翠翔女子バレーボール部名物「GW練習会」。2日間で10校の高校に来ていただき、終日の練習試合を行う練習会である。1日目の今日は、天王寺、東百舌鳥、夕陽丘、市岡、帝塚山学院の5校に参加していただいた。さて、翠翔チームは2日前の練習中にランが捻挫したため、センターにシンを投入して行うことにした。

             

  天王寺高校さんは普段より多くの練習試合をしていただいており、実力伯仲、どちらが勝っても好ゲームとなる。しかし先日の部別で2部昇格を果たされていることからもわかるように、ここ一番で力を発揮される素晴らしいチームである。今回の対戦では、5点以上の連続失点する場面が2度も起こり頭を悩ませてくれたが、スイ、コウの調子が良く、2人で16得点してくれたこともあって、何とか勝たせていただいた。

  東百舌鳥高校さんも先日の部別で2部に昇格されている。2年前、お互いが4部時代に新人戦1次予選で対戦させてもらい、その時は翠翔が勝利して先に3部に昇格したのだが、今は逆転され翠翔が追いかける展開となってしまった。明るく元気があり、2部昇格を果たして勢い着いている好チームだ。今日は2セットとも序盤からリードされ、翠翔が常に追いかける展開(今の勢いそのままである)となった。しかしこの戦いはどちらも終盤にシュンが意地を見せてKOの山を築き、逆転勝ちすることができた。「チームを背負って立つぞ!」の意気込みが、少しだがシュンに現れるようになってきたようだ。

  夕陽丘高校さんもよく練習試合をさせていただいている。しっかりとしたレシーブが持ち味の繋ぐバレーのチームであるが、あろう事か部別では全敗され、4部に降格されてしまったのだ。夕陽丘が最下位とは、かなりレベルの高いゾーンだったのであろう。1セット目は、アサ、ショウがともに腰痛を訴えてきたので、ライトにサイ、セッターには1年生を投入して行った。また中盤になって、シンと期待の1年生センターを入れ替えてみた。緊張のあまり1年生にMRが多発したが、先輩たちが頑張ってジュースまでもつれ、惜しくも敗戦となってしまった。2セット目はショウ、アサが復帰して、ランを除くフルメンバーで臨んだ。現在練習中の動く攻撃パターンが充分に機能して、勝利することができた。

  市岡高校さんは、私の後輩が監督する(現在は男子の監督をやっているが)大教杯でもお世話になっているチームである。1セット目は1年生セッターで望んだが、トスが小さくなることが多く、アタッカーのFが目立った。当然相手もそれを察知してフェイントフォローを強化してきたので中々得点できず、序盤6-13とリードされてしまった。しかし、スイのKOが決まった後、1年生セッターのサーブで連続5得点をあげ、また次のシンのサーブでも連続4得点とついに追いつく。その後はその勢いのまま追い抜き勝ちきることができた。中盤から、スイ、コウ、シュンで16得点をあげており、やはり得点すべきプレーヤーが機能すれば、劣勢からでも勝利できる。2セット目はアサが戻り、移動攻撃が機能して勝つことができたが、反面16失点しており、まだまだスムーズには攻撃出来ていないことが理解できる。

  帝塚山学院高校さんは、かつて私の先輩が監督されていたチームで、公立高校入試の際などお邪魔させてもらっている。今年は長身のセンター中心の攻撃的なチームに仕上がっており、部別では4部ゾーン優勝決定戦まで勝ち進まれている。ただし、速攻を軸としたチームにはあまり馴れておられないのか、翠翔との試合では実力を発揮できずじまいであったようだ。

  ランがいないので不安があったが、1日目は何とか乗り切ることが出来た。数少ないが1年生もコートに入れたので、少しは高校バレーに慣れてくれたのではないだろうか。明日も頑張ろう。