6月2日(日) 春季大会2次予選

  春季大会2次予選の当日が訪れた。今日の試合に敗退すると、3年生6名は即引退となる。会場は東住吉高校体育館。新入生が10名も入部してくれたので、チームとしては声もよく出て盛り上がっている。さて3年生の運命をかけた翠翔の1つ目の試合は本日の第3試合であるが、果たしてどのような試合をしてくれるだろうか?

○第3試合(VS淀商業高校):25-19,22-25,25-17 で勝利

  淀商業高校さんとは、昨年の新人戦1次予選で対戦させていただいた。翠翔が終始集中して臨めば何とか突破出来ると思われるが、だらしない部分が顔を覗かせると終わってしまうだろう。スイのサーブから始まり、シュンがKOを決めると大歓声が起こる。そう、新入生の大きな声援である。これは翠翔にとって大きなパワーだ。声援の後押しを受け、常にリードする展開で1セット目を勝ち取ることができた。2セット目はスタメンを入れ替え、3年生のみの布陣で臨んだ。Aチームに比べチーム力は劣るが、2年以上にもわたり翠翔バレー部のために尽力してくれたシンとサイ(彩)を、スタメンで出してやろうと以前から考えていたのだ。試合は取って取られての好ゲームとなったが、最後にMR,MKとミスが連続して取られてしまった。3セット目に恐れていたことが起こる。アサが腰痛を訴えてきたのだ。しかし今は1年生セッターサイ(才)が控えている。セッターとして初めて公式戦のコートに入ったサイは初っ端、コウとのQAが見事に決まる上々のトス。その後もサイは臆せず立派にセッターを務めて、チームは3セット目を奪い、試合に勝利することが出来た。

   ○第6試合(VS同志社香里高校):25-21,25-17 で勝利

  同志社香里高校さんとは、春季大会1次予選最終試合で対戦した。フルセットの死闘の末、何とか勝たせてたせていただいたが、勝敗はどちらに転んでもおかしくない試合内容であった。特にキャプテンの強烈なサーブで連続得点を挙げられていたので、組み合わせが決まってからはそれを想定した練習を積んできた。コルセットを装着することで腰痛が和らいだアサも戦列復帰し、臨戦態勢についた。サーブ対策は見事に機能し、相手の連続得点は3点が1度だけで後は2点以下におさえ、逆にコウのサーブで6連続得点を挙げるなどして、1セット目を奪取することが出来た。2セット目は再び3年チームで臨んだが、中盤9-10と逆転されたところで、シンとサイ(彩)をシュン、ランに入れ替え、Aチームに戻した。攻撃パターンが変化したせいもあり守備陣が混乱されたのか、相手が終盤にミスを重ねられたので2セット目も奪うことが出来、勝利した。

              

  ○第7試合(VS摂津高校):8-25,15-25 で敗退

  3回戦まで勝ち残った。摂津高校さんが本日の決勝の相手だ。府立高校でありながら体育科を併設する摂津高校は、全ての運動部のレベルが高い。女子バレーボール部も常時1部に属する強豪であり、3回戦にもなれば強豪と対戦するのも当然のことであろう。結果はスコアが示すとおりの惨敗である。内容を一言で表せば、「戦わずして負けた」だろうか。格上であることを意識しすぎて相手サーブに対応できず、自滅に近い敗戦であった。

              

  摂津高校との敗戦をもって、3年生の引退が決まった。最後の試合はもう少し健闘してほしかったと思ったが、彼女たちは今日の試合で燃え尽きることが出来たようだ。ツウ、ショウ、コウ、シン、スイ、そしてサイ(彩)、おつかれさま。

   最後になりましたが、早朝より応援に来ていただきましたご家庭のみなさま、ありがとうございました。特に3年生のご家庭の皆様におかれましては、2年以上にわたり八尾翠翔高校女子バレーボール部に多大なご支援、ご協力をいただきありがとうございました。彼女たちは、これからはばらばらの道を歩んでいくことになりますが、バレー部で培った精神で突き進んでいけば、必ず成功されると思います。これからも精一杯声援してあげてくださいね。本当にありがとうございました。