公立校大会予選の日がやってきた。昨日足を捻ったシュンが「出ます」と言ってきたが、明らかに足を引き摺っている。4チームのリーグ戦で、2位以上にならないと明日以降の決勝トーナメントには出場できないが、仕方ない、今日はシュン抜きで戦おう。
〇第2試合（VS長野高校） 25-22，25-21 で勝利
シュンのポジションにソラを配置し、スタートさせた。相手のMRで先取点を得たのも束の間、ゼンのMR、サンのMR、MK、MKと4連続ミスが出ていきなり1-4と離されてしまった。攻撃力が半減したのは仕方ないとしても、防御力が低下するのはいただけない。1年生はもうすぐ後輩ができるのだから、もっとしっかりとしてほしいものだ。と考えていると、ゼン、サンのKO、ソラのSP、ランのQAに相手ミスが重なって、18-9と大量リードした。もうこれで大丈夫だ、と思った瞬間、ショウ、ゼン、ソラ、ユウのミスで、続7失点。気が付けば18-16と尻に火がついてしまった。「おいおい、しっかりしてくれよ」祈りに近い気分で、コート内に声をかけた。ここでショウが見事なQAを決めて流れを引き戻した。その後お互いに点を取り合ったもののリードは許さず、1セット目奪取に成功した。2セット目は序盤よりシーソーゲームが続いたが、終盤で15-17から6連続得点した翠翔が逃げ切り、なんとか1勝をあげることができた。
〇第3試合（VS狭山高校） 25-21，13-25，20-25 で敗北
昨年の公立校大会でも対戦させていただいた狭山高校さんが、翠翔の2試合目の相手である。本日の第1試合で日新高校さんに勝利されており、勝った方が2位以内をほぼ手中に収めることができる。昨年は負けているので、その借りを返したいのだが、シュン抜きでは相手にすらならないかもしれない。ゼンのサーブで試合が始まったが、そのゼンがMKBで1点を献上。その後もソラ、アサ、サンのミスが出て2-6とリードされてしまった。しかし、狭山高校さんもミスのお付き合いをしてくださり、中盤で13-13と追いつくことができ、その後もお互いミスの応酬が続く。最後はゼンがKOを決め、何と1セット目奪取に成功したが、翠翔19失点、狭山15失点とミスの多いセットであった。2セット目、狭山はしっかりと是正されてこられ9失点。翠翔は相変わらずミスを多発させ20失点。試合にならないほどの惨敗となった。取って取られての展開となった最終セットは、19-18と翠翔1点リードで終盤を迎えたが、ここから相手エースが実力を発揮てし4得点を挙げ、逃げ切られてしまった。シュン不在のアドバンテージが如実に現れた最終セットであった。
〇第6試合（VS日新高校） 13-25，23-25 で敗北
第4，5試合目で、狭山高校、日新高校ともに長野高校に勝利され、狭山高校が1位通過。この試合で勝利した方が2位となり、明日のトーナメントに出場できるという大一番となった。日新高校さんは先日の新人戦でも対戦させていただき、運良く勝利することができたが、シュンを欠き、狭山高校戦で腰の痛みを訴えたアサをサイに替え、ついでにランもテルに替えて1年生チームで臨ますことにした。第1セット目は、何と22失点。続く第2セット目は緊張も解け、ゼンがKOを決めて23-23の最終盤を迎えたが、ここでソウ、マイが痛恨の連続MRを犯してしまいゲームセット。結果、3位となってしまった。
シュンがいないうえに、これだけミスを出してしまうと勝てるはずがない。1年生達よ、今日の結果を胸にしっかりと刻み、今後の成長に活かしてほしい。
最後になりましたが、早朝より応援に来ていただきました、部員ご家族のみなさま、諸先輩方、ありがとうございました。情けない結果と終わりましたが、負けて得る事も多いと云います。これからも精進してまいりますので、どうか変わらぬご声援をよろしくお願いいたします。