海外語学研修

夏休み中の2週間、オーストラリアへの語学研修を行なっています。
現地のハイスクールでオーストラリアの高校生と一緒に授業を受け、ホームステイします。
また、平成26年7月には、オーストラリアから21名の学生が来校し、
授業やクラブ活動、校内見学を通じて本校生徒と交流しました。


2014年 海外語学研修報告「オーストラリア・エスぺランス語学研修に付き添って」
                                          英語科  森田 由美子
7月31日から8月13日までの14日間、オーストラリア語学研修に付き添いました。堺東高校生徒9名(2年3名、1年6名)東百舌鳥高校生徒7名(2年1名、1年6名)が参加しました。
堺東高校では過去10年以上、パースまたはパース近郊での語学研修を行ってきましたが、受け入れ校の事情により学校を変更せざるを得なくなり、検討の結果、エスぺランスに行くことが決まったのでした。
エスぺランスはパースの南東約720km、バスで約9~10時間のところにある海に面した小さな町です。町の中には電車やバスのような公共交通機関もありません。
(パースとエスぺランスの間には長距離バスが週に何便か運行しています。)エスぺランスの魅力は何と言っても美しい海です。海岸線が複雑で素晴らしいたくさんのビーチに恵まれています。 町が小さい分(人口約14,000人)、地域の人たちのつながりが密接で、とてもフレンドリーで親切です。今回の研修はこのような環境の中で行われました。

エスぺランスのホスト校
ホスト校Esperance Anglican Community School(以下EACS)は、2008年に創立したばかりの新しく小規模な私立の中高一貫校です。現在校舎や体育館、学生寮を建設中なので、将来はもっと人数が増えるようですが、今のところは8年生から12年生まで合わせて140名程度の生徒数で、教員は20数名います。教員が生徒全員をファーストネームで呼んでおり、教員の目が非常に行き届いているように感じました。ホストファミリーと話をしたときに、「安心で安全な学校であり、教員が教育熱心なので子供をこの学校に行かせている」と話している人が何人かいました。学校の建物はすべて1階建てで、中庭やグラウンドが広々しており、生徒は休み時間にはスポーツをしたり、芝生に座って談笑したりして過ごしています。 生徒は保護者に車で送迎してもらったり、スクールバスを利用したりして通学しています。ファームを経営しているという家庭の生徒の中には、スクールバスに1~2時間乗って通学しているという生徒もいました。

学校での授業
EACS校では、英語、日本語、芸術、体育等の授業に参加しました。英語は日本の生徒だけで行い、学校やホストファミリー宅ですぐに使える英会話を学習しました。日本語の授業では文化交流を行いました。堺東・東百舌鳥の生徒1人とEACSの生徒4,5名が1つのグループを作り、日本の生徒が準備してきた日本文化の紹介と質疑応答を行いました。もちろんすべて英語でです。少人数での交流なので生徒もリラックスでき、皆笑顔で楽しく話をしていました。教室内だけでなく、芝生の上でも円になって話をしている様子を見て、オーストラリアの学校らしい風景であると思いました。英語、日本語を担当されたのは、現地校のコーディネーターもしてくださったJen Biscoe 先生でした。
芸術では木工、美術、ドラマの3つのクラスに分かれてEACSの生徒とともに参加しました。体育ではAFLと呼ばれるオーストラリアン・フットボールを体験しました。
まずルールを教えてもらってからホスト校の生徒と一緒にパスの練習をし、その後2つのチームに分かれて試合をしました。日本の生徒が得点を入れる場面もあり、皆声援を送りながら楽しくプレーしていました。

校外での活動
学校に行って3日目に、スクールバスで、Cape Le Grand National Park(以下CLG)へExcursion (遠足)に出かけました。エスぺランスの生徒も同行しました。CLGは学校から40~50キロのところにあるエスぺランスで最も美しいと言われるビーチのある有名な国立公園です。途中、野生のカンガルーやエミューを見ることができて生徒は大はしゃぎでした。CLGで見た真っ青な海と真っ白な砂浜は本当に美しく、ただただ感嘆の声を上げるばかりでした。また岩山でのハイキングもしました。長く歩いた後、先生方が先に準備して焼いてくれていたソーセージとパンの昼食に皆大喜びでした。その後ビーチで散策を楽しみました。
学校からビーチには2回出かけました。1回目はサーフィンです。まず学校でウェットスーツに着替え、スクールバスにサーフボードを積み、サーフィンに適した波があるビーチに行きました。砂浜で体育の先生にボードの乗り方を指導してもらった後、海に入りました。オーストラリアでは冬ですから水は冷たいのですが、日本の冬よりはだいぶ暖かく、しばらく水の中にいると皆すぐに慣れたようでした。EACSの生徒に教えてもらいながら、1時間以上サーフィンを体験しました。
もう1回は歩いて15分ほどのビーチにウォーキングとスポーツをしにいきました。砂浜で生徒はEACSの生徒にクリケットを教えてもらったり、フリスビーをしたりして、仲良くスポーツを楽しんでいました。

ホストファミリー
パースからエスぺランスに到着した日、学校ではホストファミリーがそれぞれ持ち寄った手作りの料理を用意して出迎えてくれました。CLGやサーフィンに行ったときには何人かのホストマザーが同行し、写真を撮ってくれていました。学校最終日のFarewell Party ではホームメイドのケーキやお菓子などをたくさん持ち寄ってくれました。休日には、ビーチや動物園、スポーツ観戦、ショッピングその他いろいろなところに生徒を連れて行ってくれたようです。またホストファミリー同士仲がよく、休日には何家族かでホームパーティーやBBQをしていたところもあったようです。生徒は本当に歓迎され、よくしてもらったと思います。

最後に
エスぺランスに着いた当初はなかなか言いたいことが英語で表現できなかった生徒も、日がたつにつれて単語や英文がだんだん口について出てくるようになり、ホストファミリーやbuddy とのコミュニケーションを徐々に深めていくことができました。エスぺランスを去るときには別れを惜しんで皆涙がつきませんでした。エスぺランスで得た友人、エスぺランスでの経験は一生の財産になることでしょう。このようなすばらしい研修の場を与えてくださったエスぺランスの学校やホストファミリーをはじめとして、研修を支えてくださった多くの方々に感謝の気持ちでいっぱいです。
参加した生徒たちは異文化体験を通して視野が大きく広がったことと思います。言葉がなかなか通じないもどかしさも味わったことでしょう。また人との触れ合いがいかにすばらしいものであるかも知ったことでしょう。この研修での経験が、英語も含めていろいろな分野での学びの動機付けとなり、ひとりひとりがさらに成長していくことを心から願っています。

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出発前 関西空港で

Perth の Good Earth Hotel で朝食

sperance への途中 昼食後皆で

Esperance に到着 beach で

Esperance 到着後 皆で

Esperance Anglican Community School

昼休みもbuddy と一緒です

E学校の休み時間 buddy とともに

 学校での授業の様子

Jen 先生の英語の授業

woodwork の授業でペンダント作り

美術の授業の後で

文化交流で「ラジオ体操」実演

「相撲」を紹介

「書道」を紹介

日本の「四季」を紹介

日本の「自動販売機」を紹介

 Cape Le Grand National Park への1日ツアー

buddy & host mother とともに

男子ふたりはいつも仲良し

host mothers & teachers

岩山でのwalking

野生のカンガルーが現れました

カメラにポーズ

先生が焼いてくれたソーセージはgood!

透き通った海のbeach で

 Sports & Activities

体育ではAustralian Football をしました

試合では堺東の生徒も大活躍

校庭で 皆仲良く

body boarding をしに行きます

初めてのsurfing にワクワク

まず砂の上で練習しました

beach へ散策に出かけました

“1, 2, 3 Jump!!”

 

farewell party では皆涙のspeechでした

host family がごちそうを持ち寄ってくれました

オーストラリア名物 bonfire

market のAborigine のお店で

market で buddy とともに

host family と涙涙のお別れ

Perth 近郊のbeach で

Fremantle で

 

Cape Le Grand National Park の beachで

Perth のKings Park & Botanic Garden で