オーストラリア語学研修3日目

 ホストファミリーでの生活にも慣れてきたでしょうか?授業は午後3時に終わり、かなり早くにホストの家へと戻るので、釣りに連れて行ってもらったり、一緒に映画を見たりと、充実した毎日を過ごしているようです。日本からダルマ落としを持ってきて、ホストの子どもたちと楽しく遊んだ生徒も居るようです。

 3日目はミラニ高校を離れて、遠足です。普段よりも少し早めの集合となるので、生徒たちは少し眠そうかと思いきや、ホストファミリーの子どもたちとバスに乗り込むと、やはり「レリゴー」の声が。歌姫たちは今日も元気です。

 遠足で最初に訪れたのは、マッカイ地方名物「さとうきび」の工場、「Sarina Sugar Shed」の見学です。さとうきび農家の歴史や、さとうきびが私達の知っている粉末状の「砂糖」になるまでの製造過程を勉強しました。「砂糖」になるまでの様々な工程でのさとうきびを試食・試飲しました。さとうきびをそのまましゃぶらせてもらった生徒は、「甘いけど・・・これ草やな」とのコメント。工場見学が終わった後は、工場で作られた砂糖を使った調味料や、綿菓子を試食しました。綿菓子を食べた生徒は、「やっと日本食食べられた」とのコメント。果たして綿菓子(Cotton candy)は日本食なのか!?

さとうきび3.JPGさとうきび2.JPGさとうきび4.JPG

 さとうきび工場の次は、「Hay Point Lookout」と言う展望台に連れて行ってもらいました。港が一望できる丘で、オーストラリアから日本にも輸出されている石炭の大きな山も確認することが出来ました。

展望台1.JPG

 美しい海岸線を目に焼き付けた後は、お待ちかねのお昼ごはん。「Fish and chips(フライドポテトの上に魚<mackerel:サワラ>のフライがのった食べ物)」を食べに「Mackay Harbour」へと向かいます。港に隣接して様々な飲食店が並んでいますが、その中でもオススメの「Fish and chips」のお店に案内してもらいました。ミラニ高校の先生や生徒は、それぞれいろいろな物を注文していましたが、私達日本人はもちろん「Fish and chips」を注文。KidsサイズとNormalサイズが有りましたが、女性陣はKidsサイズを注文。男性陣は概ねNormalサイズを注文しました。Normalとは一体何なのでしょうか?オーストラリアサイズにはまだまだ慣れません。でかい!

港4.JPG港2.JPG

昼食後は、アイスを食べながら写真を撮ったり、港で写真を撮ったり、ビーチで写真を撮ったりしました。芥川高校の生徒も、ミラニ高校の生徒も写真撮影が大好きですね。彼女たちのブームは、写真を撮るタイミングでジャンプをすることのようです。

港3.JPG港5.JPG港6.JPG

 「Mackay Harbour」の魅力を五感すべてを使って堪能した後は、「Platypus(かものはし)」を見に「Eungella」へと移動します。かなりの距離を移動するのに加えて、ガタガタの道や山道を移動したため、少しだけ気分の悪くなった生徒もいました。現地時刻の4時頃に、「Eungella Lookout」に到着。まず最初に目を引くのは、展望台から飛び出したスロープ。「バンジージャンプ出来んの?」と言った声が生徒から飛び出しましたが、どうやらハンググライダーのために設置されているスロープの様です。他にも不思議な木彫りの像があったりと、景色以外にも目で見て楽しめるものがたくさんありました。

ヤンガラ2.JPGヤンガラ1.JPG

 次はいよいよお待ちかねの「Platypus」を見に「Broken River」へと移動します。バスが「Broken River」に到着すると、ミラニ高校の先生から注意があります。「Platypusはとても恥ずかしがり屋だから、大きな声を出したりしないようにね」。一部の芥川高校の生徒が一番苦手としていることですね。教員達の心配をよそに一行は、「Platypus」を見ることが出来る川の方へと移動します。「Platypus」の生息場所として有名な「Broken River」ですが、確実に見ることの出来る保障はありません。期待と不安でドキドキしながら静かに水面を見つめます。水面が波立つと、「あそこにおるんちゃう?」とひそひそ声で聞こえてきます。そしてしばらくすると、「アメンボか・・・」と言う残念そうな声が・・・。でも安心してください。このやり取りを何度も繰り返した後、しっかりと「Platypus」を見ることが出来ました。ディズニーのキャラクターにカモノハシをモチーフにしたキャラクターが居るようで、そのキャラクターは緑色の身体をしているようです。そのキャラクターが好きで、本物を見られるのを楽しみにしていた生徒は、実物を見て少しがっかりしたそうです。

ヤンガラ3.JPG

 その後、バスで現地時刻の18時30分頃、ミラニ高校に到着し、いつもより遅い時間にプログラムが終了しました。