オーストラリア語学研修6日目

 ミラニ高校での授業は、今日が最後となります。今日でお別れを告げなければならない友だちもたくさんいるでしょう。また、今日はキャンプの日です。現在、オーストラリアは冬です。日中は刺すような暑さでも、朝夜は冷え込みます。この日の為に生徒たちは暖かい服を準備しているはずですが、トラブルなく終えることが出来るのでしょうか。

 Period 1&2 はキャンプに向けたテント設営の授業です。一昔前はテントをたてるするのに2時間ほどかかっていたそうですが、今は20~30分程度あればたてることが出来るようです。ミラニ高校の生徒と一緒に、テントの設営にチャレンジをしますが、聞きなれない単語が多く飛び交っていたようで、少し苦戦気味。それでも、ミラニ高校の生徒のサポートを受けてテントを設営することが出来ました。今晩大丈夫かな?

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 Period 3&4 は日本語の授業に参加。芥川とミラニの生徒でペアを作って、ミラニ高校の先生から与えられたテーマについて時には日本語、時には英語で話をします。特別な授業内容では無いですが、お互いにコミュケーションを取る相手が"本物"なので、とても有意義な時間が流れる授業だったと思います。

 Period 5&6 はホストの子が居る授業に参加し、その後はミラニ高校の近くを流れるパイオニア川で、カヌーをしました。水着に着替えて、ライフジャケットを装着していざ出発!どこに行くのかなとついて行くと、学校の裏側からそのまま川へ!「学校から直接いけるん!?ありえへん!!」。大興奮です。そろそろこの反応にも慣れてきました。川に到着すると、カヌーをする上での説明・注意を受けます。芥川の教員が「沈した時は、1に自分、2にパドル、3にボートですよ」と日本語でまとめをします。すると、「沈する」がツボにハマったようで、何名かの生徒は爆笑していました。理解したら、2人1組で入水!初めての人がほとんどですが、案外なんとかなるものです。厳しい日差しの中での体験でしたが、水面にそよぐ風は心地よいものでした。このまま穏やかに体験は終了するかと思いきや、ミラニ高校の先生がパドルで生徒に思い切り水をかけます!中にはパンツまで全身びしょびしょになった生徒も。「あの人のせいでびしょびしょやし!笑」転覆こそありませんでしたが、ハプニング?もあったので、楽しい思い出になったのでは無いでしょうか。

カヌーの後は着替えをして、いよいよキャンプです。朝の授業で練習したテントの準備からスタート。ホストファミリーと協力をして、難なく準備完了。冬の夜の寒さ(12~14度ぐらい?)から守ってくれる城が完成しました。テントを立てている間に日が落ち、段々と寒くなってきました。その間に、キャンプマスター(ミラニ高校の先生)がキャンプファイヤー(焚き火)を準備。テントの設営を終えたところから、自然と火の周りへと集まってきます。オーストラリアで焚き火は重要な意味を持っています。その説明ももちろん英語でしたが、ミラニ高校の日本語の先生が、日本語で解説をしてくれます。「この火事は、とても大切なものです」。「焚き火=Bonfire」ですが、どうやら「Bonfire」を「火事」と訳してしまったようで、日本人がわきます。お茶目な一面を垣間見たところで、晩御飯の準備が完了しました。オーストラリアはBBQ文化の国。火もあるし、晩御飯はBBQかなと思っていると、マッカイからケータリングのサービスです。様々な種類のお肉やボテトサラダ、じゃがいものホイル焼き、蒸し人参などなど、豪快な料理がたくさん並びます。予想していたものとは違いましたが、喜々として食事が始まります。シンプルな表現しかできないけどこれがまた美味しい!

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 食事が終わると、体育館でスポーツをしたり、おしゃべりをしたり、しながらゆったりとした時間を過ごします。そして、一息ついた頃に天体観測がスタート!様々な種類の天体望遠鏡が準備されており、土星の輪や木星の茶色い縞々、月のクレーターを確認したりと日本では中々見ることの出来ないものを一気に見ることが出来ました。肉眼でも空いっぱいに広がる星や天の川を確認できるマッカイならではの体験ですね。

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 天体観測が終わると、何やらひそひそ声が聞こえてきます。「今からミラニ高校の生徒の誕生日サプライズをするから!」。そうです。今日はなんと、5日目にブログでもご報告したミラニ紳士の誕生日だったのです!ケーキやら何やらが準備され、ろうそくに火が灯されます。そして、本人のもとにケーキが届き、全員でハッピーバースデイ!会場は大興奮(特に芥川の女子生徒)!ミラニ紳士にとって、忘れられない誕生日になるといいですね。

 その後は、シャワーを浴びたりしながら徐々に寝る準備です。生徒はテントの中で。先生は、寝袋で寝ます。明日からは週末。ホストファミリーとの楽しい2日間が待っています。みんな風邪を引かないようにね