第4回 泉北・泉南地区道徳評価研究ワーキング

 

平成28年2月2日(火)、岸和田市科学技術教育センターにおいて、「第4回 泉北・泉南地区道徳評価研究ワーキング」が開催されました。

本年度のまとめとなる今回のワーキングでは、小学校が5グループと中学校が2グループの計7グループが、1年間、研究実践した道徳の評価に係る成果を報告しました。どのグループの研究実践も、道徳の評価を考えた発問及びワークシート等の工夫や、評価の材料とするための「振り返りシート」に関する工夫について報告されました。また、道徳の評価についての提言では、子どもたちの本音を引き出す方法や、日常生活での発言や行動を見取ることの大切さ等について、多様な視点から意見が出され、参加者は熱心に聞き入っていました。

 

後半では、「子どもの成長の様子を把握する方策」について、グループ交流が行われました。各自が持ち寄った資料をもとに、どのようなことに取り組んだのか、把握できた成長の様子、成果と課題について活発な議論が交わされました。振り返りを書くのが苦手な子どものために、質問や声かけを工夫することの大切さや、決してワークシートがすべてなのではなく、子どもの行動の変容こそが成長であること等が話し合われました。そして評価することが目的なのではなく、子どものよさを伸ばすことが目的であることに改めて気づかされました。

 

この一年間のワーキングの成果は、近いうちに大阪府教育センターのホームページにアップされる予定です。すべてのグループの指導案、分析、まとめと提言、子どもの成長の様子を把握する方策が載ります。道徳の教科化を控え、評価方法についてはまだ誰もが手探りの状態です。そのような中で行われた今回のワーキングは、非常に先進的で意義深いものでした。その成果をぜひご覧ください。

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