「さかい探究学習」から「北海道探究学習」へ!

 「探究学習」では、探究の対象が、地域(堺)→日本(北海道)→世界(SDGs)のように広がるように設定するとともに、生徒一人ひとりが自己の在り方生き方や学ぶ意味を考えながら課題を設定することを重視しました。さらに、協働で探究に取り組むことで、ピア・マインドセットを育みながら、各教科・科目等で身に付けた資質・能力等を発揮し、理解の質を高めることをめざしました。

(1)さかい探究学習 「堺市に提案!」では、地元堺市の抱える問題点から、グループで興味・関心のある課題を見付け、その解決に向けた自分たちなりのアプローチを考察しました。       

堺市生涯学習「まちづくり出前講座」を活用し、堺市の問題を知り、4つの専門コースに関連させた「関心領域」から、堺市の現状・課題、未来の堺市像について考えをまとめ、解決に至る取組みを検証し、自分たちの提案としてまとめました。課題解決への提案と、それによって未来の堺市はどうなる??の2点を中心に、ワールドカフェ方式でプレゼンテーションし、ルーブリックで相互評価をしました。

 

(2)北海道探究学習 「北海道の農村からSDGsに迫る ~北海道の農村への提案!」では、修学旅行で訪れる北海道の抱える問題点から、グループで、興味・関心のある課題を見付け、その解決策をより深く探究し、北海道の農村への提案としてまとめました。

修学旅行の第1日目・2日目の民泊(ファームステイ)では、以前より連携しているNPO法人「食の絆を育む会」の皆さまのご協力を得て、自分たちが立てた「仮説」の根拠となるエビデンスを得るために、取材活動をさせていただき、それらをもとに提案のブラッシュアップを図りました。