2学期終業式式辞(要旨)

今年も残すところあと三日となりました。

この2学期は、夏休みの短縮もあり長丁場の学期となりました。新型コロナウイルスによる臨時休業やそれに伴う土曜日授業の追加など、当初の予定を変更して対応する場面が続きました。生徒の皆さんにとっても、先行きへの不安感や心身への負担感など、いつも以上に負荷のかかった学期だったと思います。

また、実施できた活動でも、文化祭や修学旅行などの行事はもとより、部活動やその他の活動においても、新型コロナウイルスの影響を受けない活動はなかったのではないかと思います。

そうしたなか、生徒の皆さんが臨機応変に対応して、今日、終業式を迎えられたことに、ひとまずは、胸をなで下ろす気持ちです。

しかし、今また全国的に感染が拡大する状況にあります。大阪府立学校では、この年末年始、明日29日から1月3日まで部活動を含め学校のすべての教育活動を停止して、医療従事者や保健所の皆さんの負担を少しでも減らし、年末年始の医療体制に対応することとなっています。

今年のお正月は、いつもと違う状況で迎えることになりますが、生徒の皆さん一人ひとりがステイホームでの時間を有効に活用し、有意義なものにしてもらいたいと思います。

その際、この2学期の自分自身の取り組みを振り返り、「できたこと」、「できていなかったこと」をあらためて整理し、新たな年に向けた計画準備をしてください。振り返りをした後に大事なことは、新たな一歩につなげることです。「意識を変え、行動を変える」ところまでいくことだと言われています。是非、この年末年始をそうした取り組みの転換点になることを期待します。

最後に、今年のお正月は、厳しい寒さとなることが予想されています。新型コロナウイルスの感染拡大防止も含め、くれぐれも健康管理に留意して、良い年の初めを迎えられることを祈念して、2学期の終業式のあいさつといたします。