立春が過ぎても、まだ寒い日が続いています。

校庭の紅梅が、枝にたくさんのつぼみをつけ、春の訪れを待っています。
まだ寒さの厳しい時期、つぼみはまだ固く閉じたままですが、心なしか
膨らんだように見えます。私が子どものころ、お年寄りが、「梅が気張っている」と
話しているのを聞いたことがあります。寒風の中、梅がつぼみを少しずつ
膨らませて行く様を表現した言葉です。春に向かって梅が花を咲かそうと、
まるで人が「息をつめて腹に力を入れ」一所懸命に励んでいるかのような
表現です。
あと一月足らずで卒業式を迎えますが、そのころには
「梅は百花の魁(さきがけ)」の名の如く春を告げるとともに
卒業する生徒諸君を祝福して欲しいものです。
校長 糀谷 要
