今日の2限目は1年生の物理の授業を見学に行きました。勉強していたのは運動の3法則でしたが、さすがに北野生でも1年生の今の時期は「ma=F」を習っているのですね。今日の授業で面白かったのが「重力が働かない空間で物体の重量が量れるか」という問いで、私なんかは「聞かれるのだから量れるのだろうけど、どうやるかは全く分からない」状態でしたが、これができるのですね。実際に宇宙飛行士の野口聡一さんが実際に宇宙ステーションでばねの伸び縮みを利用して体重を測定する動画が紹介されました。興味のある方はネットで探してみてください。あと、加速度を1000分の1秒単位で測定できる台車の実験装置もすごかったです。普通の学校にはまずないでしょうね。
3限目に2年生が多目的ホールで修学旅行の結団式を行いました。担当の先生のお話やお世話になる旅行業者の方の紹介、しおり作成や学年レクの主担生徒のあいさつなどがありましたが、冗談がたくさん混じった先生の面白いお話のおかげで、十分以上に修学旅行気分が盛り上がりました。
2年生の皆さん、皆さんにとって最高の修学旅行になることを心から願っています。ただ、最後に生徒指導係の先生からお話があったとおり、自分の楽しみだけでなく、周りの人にちょっとした気遣いができるように心がけてくださいね。
4限目は3年生の古典の授業を見学に行きました。今日勉強していたのは「史記ー刺客列伝」の荊軻が秦王政を暗殺し損ねる場面です。私が高校生の時の1・2年生の古典は「古典一乙」という科目で、古文を3単位、漢文を2単位勉強するようになっていました。今と比べて漢文を勉強する時間がとても多かったです。だから「史記」や「十八史略」をずいぶんと読みました。まあそのあたりの事情については「図書館報」に書きましたが。今日の授業は当時を思い出す、先生がドラマのように物語を語ってくださる授業で、たいへん面白かったですし、しっかりと読み込むこともできました。授業を受けていた皆さん、もう少し前後の文を読んで、荊軻の「笑」に込められた心情が感じ取れるようになってくださいね。