8月30日(土)に1年生はキャリアガイダンスを行います。今日はこのガイダンスで生徒たちに話をしてくださる本校129期卒業生の田畑勇樹さんが打ち合わせのために来校されました。田畑さんはまず初めに校長室を訪ねてくださり、高校時代のことやお仕事についていろいろと聞かせてくださいましたので、以下にご紹介します。
田畑さんは本校から京都大学農学部に進まれた後、卒業後に「すべての生命が安心して生活できる社会(世界平和)の実現」を目的に活動しているNPO法人「テラ・ルネッサンス」に就職されました。現在は海外事業部職員としてウガンダ共和国で最貧困層を対象とした農業支援に従事しておられます。ちなみにやはりアフリカは衛生状況がよくないそうで、これまでに何度か腸チフスやマラリアに罹患されたそうです。現地の医師はあまり信用できないそうで、罹患するたびにご自身で調べて薬を服用し治療されたとか。さすが北野の卒業生、六稜魂がしっかりと身についておられますね。
今日はその田畑さんが執筆された本『荒野に果実が実るまで 新卒23歳 アフリカ駐在員の奮闘記』をご寄贈くださいました。この作品は昨年度の第22回開高健ノンフィクション賞最終候補作に選ばれたそうです。ちなみに田畑さんと同作品についてはテラ・ルネッサンスのブログ「書籍発売のお知らせ『荒野に果実が実るまで -新卒23歳 アフリカ駐在員の奮闘記-』 田畑勇樹著」で詳しく紹介されていますので、お時間があればぜひ一度ご覧ください。校長室にも1冊ご寄贈いただきましたので私も読もうと思います。皆様もよろしければぜひご購入ください。
田畑さん、今日はご来校いただきありがとうございました。また8月30日に田畑さんのお話をお聞きするのを心より楽しみにしております。