今日の3限目に1年生の現代の国語の授業を見学に行きました。勉強していたのは夏目漱石の「夢十夜」の「第一夜」です。死に瀕した女(結局死んでしまいますが)の言葉に忠実に行動する(死んだ女が戻ってくるのを墓のそばで100年待っています)男が描かれた作品ですが、まさに夢の中のお話で、何度読んでも不思議な世界にいざなってくれます。小説なので文字で表現されているのですが、その場面が色彩も鮮やかに再現されている作品で、「さすが漱石」といったところでしょうか。さて1年生の皆さんはこの作品をどう読んだのでしょうか。大変興味を感じるところではありますね。


昼休みに校長室で後期自治会執行部役員の認証式を行いました。今回からメンバーが一新となり、全員140期1年生となりました。ただでさえ勉強や部活動などで忙しいでしょうに、それに加えて北野生のため学校のために働きたいという志は本当に立派です。会長は縁の下の力持ちに徹したいとのことでしたが、これも素晴らしいことですね。なんせ北野にはリーダー候補?がたくさんいますから。後期自治会役員の皆さん、応援しています!頑張ってください!

5限目に3年生の英語EXの授業を見学に行きました。この時期ですので内容は問題演習、取り組んでいたのは京都大学をはじめとする国立大学の2次試験英作文問題です。少し面白く感じたのは、英作文の元になっている日本語の文章で、河合隼雄さんや金水敏さんの著作物が使われていました。ちなみに金水敏さんは本校の卒業生で、生徒の中には課題研究でお世話になったものもいると思います。

授業の中で先生がおっしゃっておられましたが、2次試験で出題されるような長文を限られた時間内で英作文する場合、大きいところで外さないことが大事だと。確かに日本語に引っ張られ過ぎると意味の通らない英文ができたりしそうですね。私なんかはその口です。ということで3年生の皆さん、先生にアドバイスを受けながらいろいろ練習してみてくださいね。

