もりひが 授業紹介「公共」

 新緑が目に美しい5月になりました。1年生の「公共」の授業をご紹介します。「公共」は昨年からスタートした新学習指導要領において、これまでの「現代社会」に代わり必修となった科目です。本日は「個人の尊厳と自主・自立」というテーマの中で、個性(パーソナリティ)の3要素やアイデンティティ(自我同一性)について学びました。この授業では教科担当者が教材を手作りして生徒に配付(プリントのステープラー留めは生徒が担当)しており、生徒は資料をあっちこっちと広げて授業中バタバタとすることがありません。また教科担当者は説明の中で、関連する内容がどこに載っているかを示していたので、生徒はそのページ数をメモすることで、復習がしやすくなります。「アイデンティティ」について言語上の理解だけでなく、映画「魔女の宅急便」を活用していたことと、教科担当者からタイミングよく解説が入ることで理解が一層進みました。最後に、授業の振り返りを各自がシートに記入していて、生徒のみなさんは主体的・能動的に授業に取り組んでいました。「説明がわかりやすく、興味をおぼえる。」や「アイデンティティとは自分に向き合うことということがわかりました。」という感想を聞くことができ、教科担当者の熱意がしっかり伝わっているな~!と思いました。

藤原 大