みなさん、おはようございます。
そして、進級、おめでとうございます。
みなさんが、進級できたのは、進級に必要な単位を修得できたからです。
まずは、このことの重さをしっかりと胸に刻んで下さい。
単位の修得には、基準があります。
授業への出席はもとより、その教科が必要とする知識や技能、態度が身について、
はじめて単位の修得が認められます。
修得にたる力が身についたかを図るために、テストがあったり、提出物があったり、発表などがあるのです。
これを客観的な基準で評価してはじめて、単位修得となるのです。
ですから、この単位修得や進級は決して軽いものではありません。
残念ながら、ここに出席することができなかった仲間もいます。また、不認定科目を持って進級した人も、この中にもたくさんいます。
ここで確認したいことの一つ目は、今日、この場にいることは当たり前ではないこと。みなさんの毎日毎日積み重ねた頑張りがあったからだということです。このことに関して自分で自分自身に「よくやったね」とほめて下さい。
次にお願いです。進級できなかった仲間についてです。その仲間をしっかりと支えてあげて欲しい。具体的にはその仲間を励ますことはもとより、自分自身がその仲間の分まで、この長吉高校での学校生活を充実させることです。
さらにお願いです。不認定科目を持って進級した人についてです。みなさんが進級できたことは喜ばしいことです。それと同時にみなさんは進級できなかったかもしれないとの危機感を持って下さい。その危機感がなければ次の進級や卒業に結びつきません。是非、危機感を持って、真剣に修得できなかった単位の追認試験や次年度の科目の単位修得に臨んで欲しい。
このことを確認して、再度、大きな声で、言います。「進級、おめでとう。」
最後に、これから、春休みです。
どうか、事件、事故に巻き込まれず、安全で無事に春休みを過ごして下さい。
4月8日の始業式には、心も体もリフレッシュし、元気な笑顔で登校できることを願っています。
2022年3月15日
府立長吉高等学校
校長 上本 雅也