2022年度3学期始業式式辞

みなさん、改めまして、新年、明けましておめでとうございます。

みなさん、年末・年始はどのように過ごしましたか。

心と体は休まりましたか。気力、体力の充電はできましたか。

所詮、年末や年始なんて習慣に過ぎない、私はそんな習慣や分類に囚われずに過ごした、と言う人も中にはいるかも知れません。

私も学生の頃は、人が当たり前のように従っている習慣や価値を疑い、逆らう生き方をしようとしていました。

私は、今もこうした無意識に刷り込まれた当たり前や分類を疑うことは、自らを解放するために、とても大切な作業だと思っています。

その意味で、レコード大賞を受賞したSEKAI NO OWARIの「Habit」はとても新鮮でした。

 最初に戻ります。この間の過ごし方に決められた正解・不正解はありません。結果として、気力・体力が充実して、新学期を迎え、今日からの短距離ダッシュに臨むことができれば、それが正解です。

 年頭に当たってのみなさんに贈るキイワードを確認します。刷り込まれた「習慣」や「分類」に負けるな、です。

3年生のみなさん、泣いても笑っても高校での授業は8日です。みなさんの人生で高校生として受ける授業は、8日しかないのです。とてつもなく貴重な時間です。そんな思いで一時間一時間、一日一日の学校生活を完全燃焼させて下さい。

2年生のみなさん、二学期の終業式でも言いましたが、自主性・主体性です。指導者に無理やり、イヤイヤ「やらされる」のではなく、学校の内外で、「こうしてみたい」「こうしたらもっと、よくなる」と、様々なことにチャレンジして下さい。先ほど述べた「習慣」や「分類」は、主体的な「本気」のチャレンジによって、壊され、新たなものに変わるのです。若者の特権です。

1年生のみなさん、この土曜日に最後の学校説明会があり、2月には入学試験です。昨年度の今頃を思い返して下さい。きっと不安と期待の毎日だったと思います。4月からはみなさんも長吉高校で先輩になります。「あこがれの先輩」として、新入生を迎えられるように、「長吉高校」らしさを身につけて下さい。

最後に、3年生は8日、1、2年生でも21日の授業日のとても短い3学期です。それぞれ卒業、進級に向けて、短距離ダッシュです。全力投球して下さい。

以上を式辞とします。

2023年1月10日

長吉高等学校 校長 上本 雅也