グアム修学旅行・学校交流(A団3日目・B団2日目)

 学校交流は、この修学旅行の中でのメインイベントです。英語の授業でもある程度の練習をしましたし、個人ツアーでは絶対にできない内容で修学旅行の醍醐味と言えるでしょう。なかなか現地の同世代と触れ合う機会なんてありませんので、私としても有意義に過ごしてくれるか不安でした。

 バスでホテルを出発し、現地のサザンハイスクールに到着すると向こうの生徒たちがすごくウェルカムムードで歓迎してくれていました。バス内の泉陽生はどことなく不安な表情...。手助けしてやりたい気持ちはありましたが、ここで手を出したら彼らの交流の妨げになる、とじっと見守ることにしました。自己紹介はちゃんとできるかな?英語で質問したのはいいけれど、それに対する返答に対応できるだろうか?自分の意見はきちんと言えるだろうか?不安もつかの間、生徒たちはみんな笑顔でグルーピングを済ませ、全体交流の講堂へと移動しました。

 移動した講堂はすごく暑かったのですが、それ以上の生徒たちの熱気がすごかったです。生徒代表の挨拶、お互いの出し物、証の大合唱、TTのダンス。サザンの生徒たちに比べて泉陽からのパフォーマンスは少なかったですが、すごくいい交流になりました。

 その後、講堂を出てキャンパスツアーや授業見学を行いました。各グループでいろんな場所を訪問して楽しんでいました。泉陽と一緒にいてくれる生徒以外は、通常の授業をしていましたが、どの教室も入室を歓迎してくれました。私は、数学の授業にお邪魔しました。彼らはsin,cos,tanの勉強をしていましたがその計算には携帯電話を使うようです。日本では考えられませんが...。計算をしているようでゲームをしている生徒がいたのは内緒の話...。

 昼前になると、カフェテリアで豚丼のランチ。もうその頃にはすっかり打ち解けているようでした。完璧な言葉でなくても、身振り手振りでコミュニケーションができるということを体感したでしょう。同時に、今まで学んできた英語が殊の外通じなくて、もっと英語を勉強して彼らとスムーズに意思疎通したいと思った生徒たちが多くいました。そう感じてもらえたことが、私にとってこの修学旅行の意義を実感できた瞬間でした。

 バスの出発の際にも、別れを惜しむ姿が見られました。たった半日の交流ですが、満足した表情ともっと頑張ろう、という生徒たちの様子に成長を感じました。