1学期の終業式で前回ブログに掲載した、「良いことをした話」を話しました。お礼の品があるので申し出て欲しいと伝えたのですが、その日は申し出はなく、8月末の補充授業のはじめに再度連絡をしました。ここで初めて弁天町の駅の近くで、自転車で倒れた女性を助けた生徒が判りました。
2年生の生徒二人でした。お礼の手紙とお礼の品物を渡しました。
その方がとても喜んでいたのを伝えると、照れていました。「もう集会などでは言わないでほしい」と恥ずかしがっていました。
8月8日の毎日新聞に「幼児の親切見返り11倍」という記事がありました。「情けは人のためならず」は本当だったという研究で、大阪大学の大西賢治先生(発達心理学)の研究で、『友だちに親切にした幼児は普段の11倍以上の頻度で親切にしてもらえる』という研究成果が掲載されていました。「他人ヘの親切がやがてよい報いになって戻ってくることを科学的に示す」「人間が生き残るためには他者との協力が不可欠だ。親切な行動を評価し、周りから返してもらえる仕組みが、進化の過程で備わったのではないか」ということが書かれていました。
人間は本来人に親切にするようにできている。
まさしくその通りだと思います。
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