看護学実習が始まりました。

5月15日より、本校において看護学実習が始まりました。

今年度は、藍野大学や藍野短期大学、森ノ宮医療大学より、未来の看護師さんが本校で実習されます。

支援学校での指導や支援の実際を学んだ学生さんが、共生社会における看護師としての役割を果たしていっていただくことを願って、教職員も応援しています。

准校長 吉田 伸哉

本校には看護師は勤務していませんが、子どもたちの健康を見守ってくれているのは養護教諭(保健室の先生)です。本校の保健管理と保健教育という重要な役割を果たしてくれています。先日の5月12日の「看護の日(ナイチンゲールの誕生日に由来)」にも、教職員でそのことを確認いたしました。

 実習の最終日には、「教育現場等における看護師の使命~未来の看護師のみなさんへの期待」というテーマで私からミニ講話を行います。

 病院での勤務をされた際、そこには入院中の子どもたちもたくさんいることと思います。入院期間が長くなると、学校を休んでいる期間も長くなり、退院後に学校へ戻っても学習の遅れなどが課題になってきます。そのため、府内には3校の病弱支援学校が分教室(小中学校でいう院内学級)や訪問教育の形態で学習を保障しています。そのことをまず、看護師になられたときまで覚えていただきたいとお話しています。

 また、医療的ケアを要する児童生徒が学校へ通学する場合、一定の研修を受けた教員が、決められた範囲内で保護者の代わりに対応します。それ以外の行為となると看護師が学校に在勤し、対応することが可能です。将来、病院での臨床経験を積んだ看護師さんが、学校現場での活躍することもあります。

 その他、放課後等デイサービス等の事業所でも看護師を必要としていることもあります。

 このように、共生社会の形成に向けて、様々な学びの形態、場がひろがってきています。これからは、教員だけでなく様々な分野の方々とチームになって児童生徒の学びを支えていくことが求められています。

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