「遊び」が大切

授業中のよくある質問の一つが「どうしてこれが×なのですか?」です。勿論、ちゃんとした理由がある時もあれば、「×ではないけれど、より良い答えがあるから、〇とは言い難いよね」と返答することも、この2年間でよくあったかと思います。皆さんも「何でですか!?そんないい加減でいいんですか!!??」と憤ることもなく、「そんなものか」と大らかに受け止める器を身に着けてきてくれた、と思っています。ゼロか100か、白か黒か、〇か×かで解決しないことがある、学校生活の中で、そんな感覚を身に着けてくれていれば、それも大きな学びではないでしょうか。

今日のタイトルは「遊び」が大切。いわゆる楽しい「遊び」のことが大切、というつもりでつけたタイトルではありません。車のハンドルや、ロープを張るときのちょっとしたゆるみ・余裕を表す意味で、「遊び」という言葉を使うことがあります。きっちりしすぎだと、いざというときに具合が悪い・・・ちょっとした余裕が必要なんですね。その「遊び」です。因みに、英語でも"play"がどちらの意味も持ち合わせています。

「今まで通り」が通じない日常が続きますが、「今までと違う!」と憤ってもしょうがない。「遊び」「余裕」「柔軟性」を大切に、何か、笑顔になれるものを見つけて生活したいものです。

明日は対面授業です。「分からへんなあ」という気持ちを共有できる仲間との授業、楽しんでください。