公立高校大会個人戦 結果報告

 29年度の締めくくりとして、3月31日と4月1日に各学区の予選を勝ち抜いたダブルス32組シングルス32名による第7回公立高校大会個人戦決勝トーナメントが行われました。出場枠は各校ダブルス4組シングルス4名と制限されており、各校のトップ選手が集うため初戦から気の抜けない試合ばかりでした。

 予選では、山田高校はダブルス男子4組中1組と女子4組中3組が、シングルス男子4名中3名と女子4名すべてが決勝に進みました。厳しい1学区の予選を多くの者が勝ち抜き、決勝Tでも優勝を期待して臨みました。

結果 大会初の4種目同時優勝達成!(男子ダブルス,シングルス 女子ダブルス,シングルス)

 山田高校は大会初の4種目同時優勝を成し遂げました!昨年11月の公立高校大会団体戦では男女とも2連覇を達成しており、これで公立高校大会は単一年度で団体戦・個人戦の完全制覇(6冠)です。公立高校としてはこの上ない結果で、部員たちを誇りに思うとともに、顧問団もともに喜びを分かち合いました。本当に嬉しく思います。

詳細 

男子ダブルス初優勝!

 これまでは女子の陰にかくれていましたが、今年度は悲願の初優勝を果たしました。決勝Tでは、昨年秋の公立高校大会団体戦でも対戦した牧野高校に苦しみながらもファイナルゲームで攻め勝ち、決勝では近畿大会出場の春日丘高校ペアを見事ストレートで下し優勝!個人戦始まって以来、山田高校男子ダブルス初優勝です。

女子ダブルス圧巻!上位3つを独占!

 出場4ペア中3ペアが決勝Tに進出し、見事1位~3位を独占するという最大の目標を果たしました。決勝は山田高校同士の対決で、昨年度に続き2年連続優勝、上位独占という結果をたいへん誇りに思います。すべてのペアがストレート勝ちし、決勝Tでは1ゲームも落とさずまさに圧巻でした。

男子シングルス優勝奪還!

 これまで1度の優勝にとどまっていた男子シングルスですが、今回は4名中3名が決勝Tに進出、うち1名が優勝を成し遂げました。他の2名も惜しくも敗れはしましたが、シード選手に対して気持ちのこもったプレーで挑み、あと一歩のところまで追い込みました。次年度に期待のもてる充実した試合内容でした。

女子シングルス死闘を制しての決勝同校対決!

 4名中4名全員が決勝T進出、ベスト8以降はまさに死闘でした。第1シードの千里高校の選手は昨年同大会3位、第3シードの四条畷高校の選手は府大会でも1部に出場している力のある優勝候補選手です。準々決勝では、山田の3番手が四条畷と対戦。敗れてしまいましたが、ファイナルゲームの激闘で互いに持ち味を発揮した見応えのある内容でした。

 山田高校は2名がベスト4に進みました。そして今大会最大のポイントとなった準決勝は、2試合ともがファイナルゲームの緊迫した試合でした。1ラリー1ラリーに会場が息をのむ展開で、1球1球が重みのある魂のこもったショットでした。

 準決勝第1試合は千里高校が相手でした。ファイナルゲームでは17-20と、相手に先にマッチポイントを握られ万事休す...と思いきや、諦めない気持ちを最後まで切らさず怒涛の追い上げ、そして見事な逆転勝利でした。プレッシャーのかかる中、チャレンジャーであるという気持ちで挑んだことが勝利を手繰り寄せました。

 第2試合は四条畷高校が相手でした。フィジカルの強さやショットの巧みさが際立っており、厳しい試合になりました。しかし、山田高校の持ち味であるラリーを引っ張る力で粘り続けると、徐々に相手にもミスが出始めました。何とか2ゲーム目を取りファイナルゲームへ。互いに点を取り合う展開でした。最後は我慢比べでした。勝ちたい気持ちの強い方がシャトルを最後まで追い、足を動かし、長いラリーを続けていきました。最後の最後まで自分のプレーをし、見事、勝利。つめかけた応援団からも大歓声があがりました。

 決勝は嬉しくもあり少し複雑な気持ちにもなる同校対決になりました。2人とも準決勝から10分しかインターバルがなく、残る力を振り絞って優勝を目指しました。ストレートで勝負はつきましたが、ともに延長ゲームを繰り広げ、シャトルの音と2人の声が聞こえるほど会場は静まりかえり、みんなが試合に見入っていました。本当にお疲れさまでした。

総括 

 どの試合もコート横の顧問席にその息遣いが伝わってくるほどの熱戦で、応援部員と顧問団全員で選手を励まし、応援し、ともに戦う気持ちで見守りました。最後まで諦めない気持ちでコートに立った選手たちを誇りに思うとともに、共に切磋琢磨する部員全員に感謝しています。今年度を最高の形で締めくくることができました。応援ありがとうございました。

 また、今回の大会をもって山田高校を去られる講師の先生がおられます。非常勤講師でありながら、クラブの指導にたいへんご尽力くださいました。部員たちは勝利のために闘い、優勝という形で恩返しできたことを心から喜んでいたように感じます。

 次年度も近畿大会出場を目標に掲げ、各大会で入賞目指して頑張ります。さいごになりましたが、保護者の皆様におかれましても、日ごろから変わりないお気遣いとご協力を賜りありがとうございました。部員たちが本当にのびのびとバドミントンに取り組み充実した日々を送ることができています。今後も山田高校バドミントン部をよろしくお願いいたします。

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