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2020年度 北摂高校バドミントン大会(旧1学区大会) 結果報告(決勝トーナメント)

決勝トーナメント結果

 女子A 優勝! 予選の悔しさをバネに逆境を跳ね返しての優勝!

 女子B 堂々のベスト8! 予選の運も味方に決勝トーナメントでは大健闘のベスト8! 

 男子Aは悔しいベスト16 悔しい2回戦敗退。今後の糧に。

男子A決勝トーナメント

 15日は男子の決勝トーナメントが行われました。山田Aはシードなので、1回戦を勝ち上がってきた三島Aとの対戦となりました。オーダーはシングルスに1年生エースを、第1、第2ダブルスはともに2年1年ペアを置いて挑みました。シングルスは危なげなく2-0でストレート勝ち。しかし、互いのエースダブルス同士がガチ当たりとなった第1ダブルスは、一進一退の展開となりました。相手のエースのジャンプスマッシュは切れ味がよく、レシーブしきれない場面が目立ちました。こちらも崩す球を織り交ぜて攻撃の機会をうかがいながら攻めました。第1ゲームは競り負けたものの、第2ゲームは15-5で取り返し、ファイナルゲームへともつれ込みました。互いに攻め合いましたが、最後に離されて敗戦。チームの勝利は第2ダブルスに託されました。こちらも2年1年ペアでしたが、チームの勝利が懸かった緊張感のある場面でエラーを連発。自分たちから崩れてしまい敗戦。勝負弱さを露呈しました。これで山田Aチームは2回戦敗退となり、ベスト16でこの大会を終えました。

 自分たちの準備、オーダー、勝負弱さ、いろいろな敗因を分析して反省し、現状を受け止め、貪欲に練習に励んでほしいと思います。技術や上手さは多少なりとも身についている選手もいますが、自分をもっと鍛え、考え、負荷をかけて練習する姿勢が問われているのだと感じます。この悔しさをバネにして、暑い中でも厳しい練習を積み重ねていくしかありません。

女子A、B決勝トーナメント

 16日は女子の決勝トーナメントが行われました。

女子B

 山田Bの初戦は北摂つばさでした。第1ダブルスは相手のパワーに押され、1ゲームを落とす展開。2ゲーム目も必死に食い下がるものの、敗戦。1年生ペアの初戦ということもあり、硬さが目立ちました。隣のコートで同時に展開していたシングルスは激競りの長い試合でした。2年生が本当に粘り強く戦い、ファイナルゲームの熱戦をものにして勝利!第2ダブルスは2年生ペアで挑みました。周りの応援も力に変えて一生懸命プレーしていました。まだまだエラーも多いBチームでしたが、第2ダブルスを取り、2-1で初戦突破できました!

 続く2試合目は高槻Aとの対戦。こちらもシングルスの2年生が安定した戦いでストレート勝ち。自分から崩れることなくラリーできていました。第1ダブルスは1年生ペアが躍動!先の試合では不調でしたが、見違えるようなパフォーマンスでした。とにかく上がった球は攻撃、ロングサーブをうまく使い相手のエラーを誘うことができました。また、スピードにも少しずつ慣れ、レシーブもできるようになってきました。最後まで思い切りプレーして会心の勝利!見事ベスト8達成です!

 そして入賞をかけて高槻北Aチームと対戦。3年生のエースを擁する相手に、さすがにパワーとスピードではかないませんでした。第1ダブルス、シングルスともに落として0-2で敗戦。入賞のところまであと一歩でしたが、Bチームとしては上出来です!サポートメンバーも含め、全員で気持ちを一つに全力で最後まで戦い抜きました!他校のAチームにも負けず劣らずで、トーナメントを2つ勝ち上がれたことで、自分たちももっとやれるという自信をもってほしいです。よく頑張りました!

女子A

 山田Aの初戦は北千里Aです。毎年毎年鍔迫り合いをしている高校で、しっかりと練習を積んでいる相手です。こちらは予選リーグのショックをどれだけ払拭して開きなおれるかがポイントでした。しかし、シングルスでは2年生エースのエラーが多く、落としてしまう不安な出だしでした。ダブルスが何とか頑張り2つ取り返して2-1で勝利しましたが、内容はあまりよくありませんでした。

 続く2回戦は千里Aです。今度はシングルスを1年生エースで、ダブルスをひっくり返して挑みました。第1ダブルスは落としましたが、第2ダブルスをエースペアで取り、シングルスは激競りのファイナルをモノにして何とか2-1で勝利。チーム全員で戦いながら2ポイントを取りに行く綱渡りのような展開でした。「今日はとにかく勝敗ではなく、全力で元気いっぱいプレーせよ」と顧問からの檄もあり、1プレー1プレー全力で精いっぱいプレーしていました。少しずつ雰囲気も良くなってきました。

 ベスト4を懸けた刀根山A戦、ここでも初戦のシングルス2年生が調子を上げることができず敗戦。第1ダブルス、第2ダブルスを奪って2-1で勝利したものの、いつどこで敗れてもおかしくない展開なだけに、顧問は心中穏やかではありませんでした。メンバーを少しずつ入れ替えながら戦い、出場メンバーがおのおののベストを尽くしてどうにかここまで勝ち進むことができました。

 準決勝は先ほど山田Bチームが敗れた高槻北Aと対戦しました。準々決勝まで調子の上がっていなかった2年生がここにきてシングルスでグッドパフォーマンスでした。エラーも少なくなり、足もしっかりと動くようになりました。自分からを鼓舞し、気持ちを高め、肝心要の場面ででチームの勝利を手繰り寄せる大きな1勝をあげてくれました。表情も硬さがとれ、少し自分を取り戻してきたようです。ダブルスは2年エースペアが最後まで強気の勝利。1-1で取り合いましたが、このシングルスの勝利もあり、2-1で決勝に進むことができました!

 迎えた決勝はなんと予選リーグの再現。相手は箕面自由学園Aです。予選リーグでは自分たちのプレーができないまま圧倒され0-3で惨敗しました。今回も厳しい展開になることが予想されました。オーダーも予選と全く同じで、相手も同じオーダーでした。こちらはもう開き直るしかありません。朝の9時過ぎから試合を重ねて14時を回っていましたが、とにかく元気と気迫だけは負けないという強い気持ちで挑みました。3面同時展開で試合がスタート。序盤、相手のエラーが重なり予選の時とは雰囲気が違ってきました。こちらはトーナメントの勝ち上がる勢いそのままに、思い切りよくプレーできました。

 第1ダブルスの2年エースペアは、スマッシュの打ち合いやドライブのやり合いでもエラーを恐れずとにかく強気で、第2ダブルスは2年生と1年生のペアでしたが、こちらも上がった球はとにかくスマッシュ、スマッシュで攻撃し、相手に攻める機会をなるべく与えないようにできました。シングルスもラリーを自分から切らずに、攻めるべきところでスマッシュを打っていくなど、全員が攻める気持ちを全面に出してプレーをしてくれました。シングルと第2ダブルスがほぼ同時に1ゲーム目を終え、ともに山田Aがとりました。隣の第1ダブルスも勇気をもらってそのまま振り切り、1ゲームを先取!「いける!」という気持ちが、全員に湧いてきたようでした。連戦の疲れも感じさせず、シングルスが2ゲーム目は点差をつけて勝利!2年生エースが、準決勝、決勝とここぞの場面で勝利してくれました。ベストパフォーマンス、渾身のゲームでした。

 残る2つのダブルスも1ゲーム目の勢いそのままに、オールアタック。今日1番の応援と、自分たちの気迫、プレーで第2ダブルスが2ゲーム目も奪取!ストレート勝ちで試合終了。第1ダブルスは2ゲーム目の途中でしたが、ここで打ち切りとなりました。2-0で優勝を飾ることができました。チーム全員が吹っ切れたのか、要所で良いパフォーマンスを発揮し、最後にはこんな喜ばしい結果がついてきました。

総括

 6月末頃に学校、部活動が再開、3年生が引退してから新チームとなりましたが、今のチームは大人しい(静かな)部員が多いように感じられました。代替わり後の練習中にも、元気にプレーし雰囲気を高めようと顧問も指導してきましたが、なかなか選手は自分たちを大きく変えることができていませんでした。男子は悔しい結果となってしまいましたが、予選で惨敗した女子が中1日で迎えた決勝トーナメントの日に、殻を破ってくれました。失うものがなくなった、もう後がなくなった選手たちは、試合当日、今までに見たこともないような表情と気迫を見せてくれましたし、全力でプレーし、チャレンジャー精神で逆境を跳ね返してくれました。バドミントンという競技は、気持ちによって実に大きくパフォーマンスが左右されてしまうものだということを身をもって経験できたと思います。見ていて本当に楽しそうにプレーしていました。今回は残念ながら無観客で大会が行われましたが、保護者の方やサポートしてくださるOB、OGの方にも是非リアルタイムでご覧いただきたかったです。

 練習に対して貪欲に取り組むとともに、朝練や居残り練習を欠かさず続けてきたことが今回は少しだけプラスに影響してくれたようです。この経験をここで終わらせずに男子にも。22日にある勝ち上がりチームによる上位大会にも、また、29日から始まる大阪府大会個人戦に向けた練習にも活かしていかなければなりません。

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