営業自粛要請や府県間移動自粛要請の解除等がなされ、「新しい生活様式」をしっかりと守った上で経済活動の再開が進められています。本校の食堂にも、府教育庁のマニュアルをお示しし、感染防止策を講じていただいた上で6月15日(月)から営業を再開しました。
写真を見ていただけばわかるように、感染防止策を講じるということは、席数を減らすということであり、消毒等通常より手間(=人手)を掛けるということです。長い休校期間中営業利益がないままに経過し、非常に苦しい場面でも、このように徹底した感染防止対策を取っていただき、経営上のリスクも承知の上で営業していただいていることは、学校としてありがたいことです。
そこで、今回は、保護者の皆様にも、本校食堂の感染予防対策の実際についてご覧いただき、生徒のみなさんがより安心して食堂を利用してもらえるようにしようと考えました。写真をご覧ください。
本校は、2年前に、当時の食堂業者が倒産し、突然、食堂がない状態に陥りました。昨今の少子化を受け、学校食堂経営という業態そのものが成り立ちにくくなっている中、本校の食堂経営を引き受けてくれたのが今の食堂の経営者です。もし、食堂で昼食をとることは不安だと感じている生徒や保護者の方がおられるとすれば、この機会に現状をご覧いただき、認識を新たにしていただけるのではないかと思っています。
私も、昼休みに様子を見に行きましたが、一般の飲食店に比べても密になっている印象はありませんでした。人気のテイクアウトメニューもありますので、食堂を利用しようと思う人は偏見を持たずに行ってみてください。また、本校の食堂にはテラス(屋根付きのスペース)があり、ベンチも置かれています。風通しの良いテラスで食べる人も見かけました。
学校としては、教室でお弁当を食べる際の注意事項を周知し、晴れた日は「きつね山」周辺など野外で食べることを推奨しています。また、特に雨天時の教室の密状態を避けるため、ホームルーム教室以外にも昼食がとれる部屋を用意し、空調もかけています。食堂や教室や野外といったいろんな場所に分散して昼食をとることが、「新しい生活様式」の考え方に合致したあり方と言えるのではないかと思っています。