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「骨太の人材」を育てる進路指導!〈教員進路指導研修と73期学年集会〉

令和2年度大学入試結果は、72期生の努力の成果が表れたものでした。例えば、国公立大学に現役合格した生徒数は62名。これは、少なくとも、センター試験が始まった平成2年度大学入試以降最多の人数です。72期生は8クラス規模ですので、この学年の人数に占める国公立大学合格者の割合は19%。これも、記録がある限り最高の割合です。私大も軒並み難化する中、大健闘してくれました。嬉しいのは数字に表れた成果ではなく、多くの生徒が志望校をあきらめずにチャレンジしてくれたということです。

先日も、72期生の一人が校長室を訪ねてくれました。コロナウイルス感染拡大の影響で、大学の授業はまだオンラインだけれど、少し余裕のある時間を使って興味のある学問について勉強し始めているということでした。この生徒とは、在学中から親しくお話をする間柄で、彼の将来の夢についても知っていましたので、そのことについて訊いてみると、「今は、その夢を叶える過程で様々なことにチャレンジし、知識の幅を広げたいと思っている」という答えが返ってきました。久しぶりに会った彼は心なしか大きくなったように見えました。彼こそまさに、八尾高校が育てようとしている「骨太の人材」だと確信しました。

これからも、志望校をあきらめず「骨太の人材」として成長していく生徒を輩出するためには、教員の進路指導力のさらなる向上が必要だと考えます。進路指導力というのは、最新の情報をもとに個々の生徒と向き合い、適性を見極めながら適切なアドバイスをし、大学卒業後も見据えた大きなビジョンを生徒に描かせるための支援をする力のことです。具体的な指導場面としては、進路面談や面接練習等が挙げられます。そのための教員研修を27日(土)に行いました。

各大学が推薦入試枠の拡大を図る中、第1回となる今回のテーマとして設定したのは「面接指導」。講師は、アナウンサーとしてラジオのパーソナリティの経験もある(株)さんぽうの専任講師 勝田美奈子氏。面接を実施する側の立場から、面接をする意味や目的、志望動機は何を求められているか、自己PRをつくるコツなど、基本的なことを非常に具体的に説明していただきました。第2回はエントリーシートをテーマに実践に役立つ研修を計画しています。

一方、73期生へのアプローチは26日(金)の学年集会で進路指導主事から行われました。コロナ禍の只中にあって大きな不安を抱えている3年生に最初に発したメッセージは「強い意欲に対する評価」でした。第1回共通テスト模試の受験者数が例年より多いことや、今年度から始める小論文講座への申込者数が予想を超えていることなどを挙げ、最近の授業中の様子などへの評価も示した上で、73期生の強い意欲を感じると結びました。また、発表されたばかりの「令和3年度大学入学者選抜実施要項」についての解説も行い、入試制度や傾向を知ることによって、自分がこれから闘おうとしている「大学入試」という敵を知ることの重要性について理解を促しました。72期生15名の協力により完成した「合格体験記」も配付し(八尾高校ホームページからもご覧いただけます)、あらためて、「最後の最後まで頑張りぬくことの大切さ」や「受験は団体戦であること」について説明しました。

7月18日(土)には、保護者対象の進路説明会及びマネープラン説明会が開かれます。別途ご案内しますので、是非お越しください。

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