4月15日(日)春季大会 [ 部別 ]

 いよいよ春季大会の日がやってきた。今年に入ってからの練習は、全て今日のためにやったといっても過言ではなかろう。会場は市立堺高校。3年前の新人戦1次予選では4部に陥落し、去年の春季大会も3部昇格が果たせず敗退。実はどちらもこの会場での試合で、ここは翠翔にとって良い思い出がない会場なのである。今日こそはこのジンクスを打ち破ろうと、気合を入れて(少なくとも私は)堺高校に到着した。

○第1試合(VS布施高校) 13-25,21-25 で敗北

 布施高校さんには、普段より大変お世話になっている。監督さんも2年前は翠翔に勤務されていた先生で、監督同士も親しいゆえ、公式戦で当たるのは非常に心苦しい。チームは食らいつくレシーブでボールを拾い、両レフトがしっかりと打ち込んでくる、オーソドックスなスタイルであるが、今までの対戦成績は15勝10敗と、やや翠翔がリードしている。さて、相手のサーブで試合が始まる。トスがレフトに上がり、スイが強打するも相手ブロックに阻まれ、オープニングポイントは布施に入る。その後もショウ、サクとサーブカットをミスし、相手に3点目が入った。ここでスイがスパイクを決め、ようやく翠翔に1点目が入ったが、1stサーバーのアンがいきなりのサービスミスをしてしまい波に乗れず、逆に布施はイケイケモード。とにかくレシーブがアンに返らない。手を出すだけで、まるで初心者がバレーをしているようだ。頼みのノンも動きが鈍く、アウトボールに手を出し弾かれるプレーが目立つ。結局1セット目は大差で負けてしまった。2セット目もミスが続き、5-19とリードを許す展開に。終盤こそ粘ったものの結論は変わらず、敗北を喫した。

○第2試合(VS市立堺高校) 20-25,22-25 で敗北

 布施高校に負けてしまい、この試合にも負けてしまうと2部昇格の望みが絶たれてしまうどころか、4部降格の可能性まで見えてくる。さて、市立堺高校さんとは昨年のこの大会でも対戦して負けている。今年のチームは大きいトスを上げ、レフト、ライト、バックとさまざまな場所から強打してこられる。また、レシーブも上手だ。今日の翠翔の状態では、非常に難敵である。翠翔アンのサーブで始まり序盤は 7-5 でリードするも、またもやミスを連発し、結局 20-25 で負けてしまった。このセットで相手に与えた翠翔の失点は21点。これでは勝てませんよ。2セット目は翠翔の攻撃が決まりだし、終盤までもつれたが負けてしまう。このセットの失点も22点。春休みも数日の休みがあっただけで練習に励んだにもかかわらず、この失点の多さにはあきれてしまう。2連敗していよいよ4部が見えてきてしまった。

○第3試合(VS茨木高校) 25-17,25-10 で勝利

 茨木高校さんとは初の対決となるが、バレーが盛んな北地区の学校ゆえ、試合展開も読めない。ただ、今日は茨木高校さんも本調子ではないのか、2連敗されており、この試合が最下位決定戦となる。負けたほうが4部陥落となり、ある意味優勝決定戦より緊張が走る。試合は茨木高校さんが要所でミスをされたので、今日初めて翠翔ペースで運ぶことができ、勝ち切ることができたが、やはり相手の得点はほとんど翠翔の失点であった。

 「今日の部別に賭ける思いはどれほどあったのか?」を、部員たちに尋ねてみたい。もし「あった」と答えるなら、「そのために、日々何を練習してきたのか?」と再度問いたい。今日は、「強い者には弱く、弱い者には強い」情けないいじめっ子のようなチームに見えたよ。自分たちで流れを変える力を持たなければいけない。3年生引退試合まであと約1ヶ月。悔いが残らぬような練習を行って欲しい。

 最後になりましたが、今日も朝早くから翠翔チームの応援に駆けつけてくださった部員ご家族のみなさま、応援ありがとうございました。情けない試合ではありましたが、選手たちは皆様の声援に応えるべく頑張ったと思います。これからもよろしくお願いいたします

PS.

  お世話になっている布施高校が優勝され、2部昇格を決められました。おめでとうございます。