5月5日(土) GW練習会 第2日目 

 今日も「八尾翠翔高校GW女子バレーボール練習会」。2日目の本日は、生野、布施、夕陽丘学園、阪南大、    上宮の5校に来ていただいた。翠翔の目標はやはり「失点を極力減らす」こと。具体的には、ボールの落下点まで移動しての手を振らないレシーブと、助走のスピードを早くしての思いっきりジャンプと打つときのスイングを速くするスパイク、を心掛けて欲しい。

 ○ VS上宮高校

 上宮高校の監督さんとはもう5年は仲良くしていただいおり、毎年20セット程度練習試合をさせてもらっている。選手が監督の指示通りプレイできる素晴らしいチームで、知将の機略に富んだ作戦にいつも苦しめられている。1つ目の試合は、キャプテンのレンが家庭事情で遅刻、そしてショウも「めばちこ」で出場できないため、期待の1年生を投入することにした。翠翔はしかしミスが多い。サーブミスだけで5本。何とか勝利できたが、総失点は15点。ただ、1年生が2本スパイクを決めてくれたのはうれしかった。2つ目は遅れてきたレンが入ったが、翠翔の攻撃を読みだした上宮がブロックポイント4点を含む、中盤で11-18とリードする。ここまで翠翔は11失点。しかしここからいつもの翠翔とは違った。24-24と追いつき、デュースで最後は振り切ることができた。後半は得点14、失点3。できるじゃないか。こんな試合運びをしていれば簡単には負けないよ。本日1番の出来だったと思う。

 ○ VS阪南大高校

 阪南大高校とは数年前からよく練習試合をさせていただいている。今年度から監督が交代されたが、新しい監督さんは、私が男子バレー部の顧問をしていた前任校時代からお世話になっている先生で、改めて懇意にしていただきたいと思っている。さて、1つ目の試合はレンがまだ到着していないので再び1年生投入。アンのタッチネット、サクのレシーブミスと2失点スタート。おいおい、いきなりこれか! という立ち上がりであったが、新人が7得点をあげる大活躍で勝利する。今回の練習会の大収穫である。2つ目は阪南大さんがリズムに乗れず、終始翠翔ムードで戦い勝利できた。

 ○ VS布施高校

 先日の部別で惨敗を喫した布施高校。リベンジに燃えて今日の日を待っていた私だが、選手たちの気持ちはそうではなかったのかもしれない。今年度公式戦も含め布施とは27セットも練習試合を行っているのに、1つ目はまるで蛇に睨まれた蛙状態。部別の再現であるかのように、サーブで崩され、スパイクをネットにかけ、おまけにサービスミスまで多発する。終わってみれば結局惨敗である。布施戦になるとスイの調子が悪くなるのが気にかかる。このセットも得点3、失点8である。2つ目、布施は3年生チームを出してこられた。布施のレギュラーチームは2年生が多く含まれるため戦力ダウンとなるが、それでも強い。派手なプレーは無いものの、とにかくボールが落ちない。返され返され、辛抱たまらず翠翔がミスをしてしまう展開が続く。終盤に何とか振り切ったが、なんと21失点。中でもスイとセンとで失点14。何とかならないものだろうか。

 ○ VS生野高校

 昨年秋の新人戦で1部に昇格された生野高校。この間の大阪教育大学杯でも全勝優勝された。先日の部別では強豪私学に健闘したものの、残念ながら2部に降格となったが、1部の力は確かに持っておられる。胸を貸していただいて、翠翔の力がどの程度通用するのかを測らせてもらおう。1つ目は出だしにスイ、レン、サクの連続ミスで1-4 とリードされたが、スイのオープン攻撃や速攻で対抗し、21-21。ここでコウのサーブミス、レン、センのレシーブミスが出て負けてしまった。総失点は21点。2つ目は生野が最初に連続ミスをされて、翠翔2-0 のリードでスタートしたが、サーブ権が移るやいなや、生野の高速サーブが炸裂する。これが1部のサーブなのだろう。翠翔のレシーブが翻弄され瞬く間に5-8 とリードされる。しかし翠翔もサクの速攻、レンの意表をつくコースへのスパイク、コウ、スイの強打と軟打で離されずに付いていき、23-23。最後はアン、スイのレシーブミスが出て敗北となった。総失点が23点。2セットとも得点上は格上相手に良い試合をしたようだが、。やはりミスの数が違いすぎる。どちらも終盤の連続ミスで負けたのは悔しい限りであるが、ここらが格上の底力かもしれない。

 ○ VS夕陽丘学園高校

 夕陽丘学園高校は、身長はさほど高くないがよく繋ぎ、両エースが思いっきりよく全力で打ってくる、定石通りのバレーを展開される好チームである。それぞれのプレーを拝見していると、スタッフがしっかりと指導されているのがよくわかる。翠翔のアタッカー陣もあのフォームを見習って欲しいものだ。さて、1つ目の試合は中盤まで16-12 とリードしていたが、終盤でお決まりのミスの大放出。結果負けてしまう。総失点20点のうち、終盤の失点が8点。どのセットも翠翔は終盤に集中力が切れてしまうようだが、これは致命傷だろう。2つ目は夕陽丘学園さんの方が集中力が切れたみたいで、翠翔ペースのまま勝ちきれた。総失点は10点。

 2日間の練習会で14勝6敗。新チームになってからの高校相手の公式戦も含めたセット数は合計337セットとなった。通算成績は204勝133敗。引退試合まであと1ヶ月で、練習試合も今日が最後となるかもしれない。失点の多さの克服がどこまで出来るだろうか。3年生は最後まで悔いの無いよう、 2年生は3年生の足を引っ張らないよう、1年生は早く高校のバレーを身につけるよう、それぞれ頑張ってほしい。

 最後になりましたが、本日お越しいただいた5校の部員の皆様、監督・コーチの方々、遠方まで来ていただき、ありがとうございました。これからもまたよろしくお願いいたします。