5月4日(金)GW練習会 第1日目

 今日、明日は、恒例の「八尾翠翔高校GW女子バレーボール練習会」である。2日間で10校のチームを迎え、終日練習試合を行っている。2回ずつの総当りで、1日で各チーム10セットをこなす、大規模な練習試合である。過去の記録を調べると、今年で9年目を迎えた。参加いただく高校には、利便性の悪い翠翔まで足を運んでいただき、毎年本当に感謝の気持ちで一杯である。今年も、他チームにとっても実り多き練習会となるよう、翠翔も本番さながらの気持ちで取り組もう。今日の目標は、無駄な失点を極力減らすこと。具体的には1セット当たり、1人1失点まで、とした。1日目の今日は、天王寺、帝塚山学院、藤井寺、夕陽丘、市岡の5校に来ていただいた。

 

○  VS帝塚山学院高校

 帝塚山学院高校は、以前私の先輩が指導されていたチームで、私が翠翔に赴任して以来ずっと懇意にしていただいている。入試選抜で翠翔が使えないとき等は、合同練習を快く引き受けてくださり、本当にお世話になっている。初心者が多いにもかかわらず、元気は今日の参加チームの中で一番良く、明るく前向きなプレーには、翠翔も学ぶべきところがたくさんある素晴らしいチームだ。さて、勝ちはしたものの1つ目はスイの3失点を筆頭に総失点は8点もあった。2つ目は2年生チームで対戦させていただいたが、まだまだですな。

○ VS夕陽丘高校

 センターを中心に移動攻撃を仕掛けてくる夕陽丘高校。足が止まりがちの翠翔にとってやりにくい相手だ。2月の練習試合では酷い目に合っており、通算成績でも負け越している。また、同じ3部に属するので、この練習会で苦手意識だけは払拭しておきたい。部員たちもそれがわかっているのか、珍しく戦闘モードの雰囲気が漂っていた。1つ目は出だしから取って取られての好ゲームであったが、10点を超えてから夕陽丘さんがミスを多発され、結果勝利を得ることができた。しかし今回も13失点。またしてもスイが5失点でトップだ。2つ目は夕陽丘さんも戦闘モードで来られた。終盤までもつれて23-24 で夕陽丘がセットポイント。しかしセンのレフトが決まりデュースに。レンのレーシブミスで再び夕陽丘のセットポイント。ここから、コウのクイック、スイのサーブポイントが決まり、このセットを勝ち取った。冷や汗物であったが、終盤は良く粘ったといえる。しかし失点はなんと24点。1セット分の点を丸々プレゼントしているではないか。うーん、頭が痛い。

○ VS天王寺高校

 このブログにも何度か登場した天王寺高校。3月末には2日連続で練習試合をお願いしたにもかかわらず、快く承諾していただいた、大変お世話になっているチームである。1つ目は翠翔が珍しく立ち上がりと中盤に連続得点を挙げ、相手のミスにも助けられて勝ち切ることができたが、天王寺は現在故障者が複数居り、全力が発揮できない状態らしい。残念なことではあるが、次の機会にはフルメンバーで対戦したいものだ。総失点は10点。スイ、コウの2年生コンビで5失点もしている。未だに1年生のような拙いプレーは早く卒業して欲しい。2つ目のスタートは2年生チームを投入したが、20-20 となったところでAチームにチェンジした。この采配は私としても問題があったと思うが、どのようなときでもコートに入れる身体と心の準備をできているかを確かめるために急なメンバーチェンジに踏み切ったのだ。結果、本日初の敗戦を喫してしまった。Aチームに代えてからの失点は5点。つまり、相手の全得点である。

○ VS藤井寺高校

 ここ数年でよく練習試合をさせていただくようになった藤井寺高校。距離的に近い高校なので、これからも懇意にしていただきたいものだ。よく拾い、両レフトがしっかり打ち込んでくるオーソドックスなチームである。1つ目は中盤まで競り合いが続く。10点を超えてからスイが開眼。スパイクにサーブに6得点。この力を常時出せてくれたら翠翔はもっと安定するだろう。ただし失点は17点と相変わらず多い。2つ目は2年生チームでスタートした。部員には、天王寺戦同様途中でAチームに移行することを伝え、同じ轍を踏まないよう指示した。16-16 でチェンジしたがやはり動きが悪い。21-21 までもつれ、そこから3連続失点でセットを落とす結果に。翠翔の欠点の1つに、モチベーションのコントロールを加えないといけないようだ。総失点は20点。

○ VS市岡高校

 市岡高校は私の後輩が指導していたチーム(現在は男子の顧問をやっている)で、毎年身体能力の高い部員が入部、そして固いオーソドックスなバレーを展開され、例年苦しめられてきた。しかし、今年は苦手意識を持っておられるのか、翠翔の方が分が良い。失点は2セット合計で17点。

  記録は翠翔に辛めに付けてはいるが、この結果では目標である「失点を極力減らす」を達成できたとは到底言えいないだろう。明日の練習会も同じ目標で臨みたい。さて、一方で今日の明るい話題としては、出番は少なかったが、新1年生2名の活躍が挙げられる。今後の翠翔チームを背負っていけるよう頑張って欲しい。最後になりましたが、本日お越しいただいた5校の部員の皆様、監督・コーチの方々、遠方まで来ていただき、ありがとうございました。これからもまたよろしくお願いいたします。